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146話 -バイト- ページ7

「バイトぉ??」

「そうそう」



みんなはまた任務か〜と思っていたら、教室で五条にそんなことを言われて呆然とする。



「そういえば最近みんな妙に食事にこだわってたな…」

「うん、それで一年ズの貯金が底をついちゃったみたいでさ〜硝子の友達のとこでバイトすんだって。給料日まで二週間あるしね」

「給料日まで待っても…ていうかオマエが出してやれよ」



呪術師にもバイトする余裕とかあったのか。
ていうか給料日とか決まってるんだ…



「まぁ呪霊祓ってばっかの生活じゃアレだし、たまにはこういう経験もいいんじゃない? ってことで」

「それで許可が下りたわけね。

じゃあ私もお邪魔しよっかな〜! どこ?」







………………

……………

…………







五条に聞いたお店に一人で向かう。


その店は、コスメショップ『玉ティナ城』
どっかの女優さんみたいな名前だな。



「ここか」



店長さんは窓とのことで、パンダも大丈夫だそうだ。
いや客は非術師だろ。

と思ったけどツッコまず。


店のドアを開けると、カランカランとベルが鳴る。



「いらっしゃいませ!」
「五目」
「「らっしゃあせぇえ”っっ!!!」」


「真希ちゃんパンダうるさい」



ラーメン屋かよ。

店内にはエプロンを着た四人。
狗巻は黒マスクをつけていて新鮮だ。



「Aじゃねぇか。オマエコスメとか興味あんのか?」

「んーん、私みたいな美貌の持ち主には……いや茶番はいいとして

五条に聞いたから来たの。みんなお金無いんだって?」



それに四人は顔に影を落とした。



「一昨日の鍋で無一文…」
「棘と任務行ったときの食事代がかさんで…」
「梅…」
「良い包丁買ったら底ついた」



などと口々に貯金が尽きた理由を話した。

いや…なんで急にそんな空前のグルメブーム…



「まぁ…私はお金無いし…頑張ってね」

「しゃけ」



今私以外にお客さんはいないので、箒を手に取って床を掃いている。待て待て主にパンダの毛だろこれ。


邪魔にならないように店内をうろうろしていると、またカランカランと音がしてお客さんが入店してきた。



「あ、いらっしゃ_」
「「らっしゃあせぇええ”!!!」」


「とうとう遮りよった」



商品棚の陰から顔を覗かせると、女性が一人。
ん? いやコスメショップってそんなもんか。




「……ぁ??」




「うるっさ…ラーメン屋かよ」

「あ、歌姫」



う、う、歌姫ちゃんだぁ!?!?

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翡翠(プロフ) - ぽんちょ。さん» コメントありがとうございますm(_ _)mそうです!!まんまその二人をイメージしていただければと思います!w (2022年4月8日 1時) (レス) @page50 id: 5d748230e5 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんちょ。(プロフ) - 空と蛍ってまさか原神ですか?‪w‪w‪w(全然違ったらごめんなさい!) (2022年4月7日 15時) (レス) @page21 id: e374329c1d (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 向月葵さん» コメントありがとうございますm(_ _)m誰かに伝わればいいなと思いながらネタを混ぜているので嬉しいです!w (2022年3月21日 23時) (レス) id: 5d748230e5 (このIDを非表示/違反報告)
向月葵(プロフ) - ストーリーの構成とか、原作との混ぜ方とかが全く違和感なくていつも楽しく読ませていただいてます。七不思議2番は少し笑っちゃいましたw (2022年3月20日 23時) (レス) @page40 id: b81c3ee352 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:翡翠 | 作成日時:2022年3月3日 21時

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