187話 ページ48
「そろそろかな」
カウントが終わる。
たった十秒。
それでこの有様だ。
「最強同士の戦いとんでもないね」
「アンタも同類ですよ」
「それは…心外じゃないな」
宿儺の目が見開かれ、紋様が消えていく。
それが完全に消えたとき、悠仁が戻ってくる。
「おっ大丈夫だった？」
「驚いた。本当に制御できてるよ」
止められていた瓦礫が落ちる。
五条は悠仁の額に指を置き、気絶させた。
「重いでしょ悠仁」
「重いね。持って」
「悠仁はモノじゃねーんだよ」
五条から悠仁を受け取り横抱きにする。
重いよ私でも。80キロ以上あるっけ。
寝顔がかわいい。
「さてここでクエスチョン。彼をどうするべきかな」
五条の視線は恵に向けられている。
目隠しで目は見えないけど、視線がどこに注がれているかはなんとなく分かる。「視線を感じる」って言うじゃない。
「……仮に器だとしても、呪術規定にのっとれば虎杖は処刑対象です。
でも死なせたくありません」
恵は真っ直ぐな目で五条を見た。
「私情？」
「私情です。なんとかしてください」
「クックック…かわいい生徒の頼みだ。任せなさい！」
びしっと親指を立てる五条を、悠仁に気を付けつつ蹴る。
「バーカ。万が一処刑になっても私が全力で守るわ」
「クク、そりゃ怖い」
悠仁はひとまず五条が預かると話がまとまったところで、救急車が学校に到着した。
存外、そんな時間は経っていなかったらしい。
「じゃ、A。あとは任せたよ」
「んー。めんどいね」
五条は悠仁を連れてトんだ。
私と恵は二人残される。
一応生徒の立場だから、なんと説明したものか。
とりあえずグラウンドに降りる。
「先輩と…あ、恵も病院ね。
家入さんの治療は高専戻ってから」
「分かってます」
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翡翠(プロフ) - ぽんちょ。さん» コメントありがとうございますm(_ _)mそうです！！まんまその二人をイメージしていただければと思います！ｗ (2022年4月8日 1時) (
レス) @page50 id: 5d748230e5 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんちょ。(プロフ) - 空と蛍ってまさか原神ですか？www(全然違ったらごめんなさい！) (2022年4月7日 15時) (レス) @page21 id: e374329c1d (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 向月葵さん» コメントありがとうございますm(_ _)m誰かに伝わればいいなと思いながらネタを混ぜているので嬉しいです！ｗ (2022年3月21日 23時) (レス) id: 5d748230e5 (このIDを非表示/違反報告)
向月葵(プロフ) - ストーリーの構成とか、原作との混ぜ方とかが全く違和感なくていつも楽しく読ませていただいてます。七不思議2番は少し笑っちゃいましたw (2022年3月20日 23時) (レス) @page40 id: b81c3ee352 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翡翠 | 作成日時：2022年3月3日 21時
