186話 ページ47
「来る気なかったんだけどさ。さすがに特級呪物が行方不明となると上が五月蠅くてね。Aがいるっつっても聞くわけないし。
観光がてらはせ参じたってわけ」
「正直それも言い返せないほど手抜きだった。
私がいながら恵は呪霊に襲われてコレだし、呪物は悠仁が食っちゃうし」
最後の言葉に五条は固まる。
目線の先には上裸の悠仁。
「マジ？」
「「マジ」」
ずいっと悠仁に顔を近付けて、目隠し越しに六眼で見る。
「ははっ本当だ。混じってるよ。ウケる。体に異常は？」
「特に…」
身体的変化も目の下に切れ目が出来たくらい。トゲピー。
「宿儺と代われるかい？」
「スクナ？」
「君が喰った呪いだよ」
このあたりは私の出番もなさそう。
五条の戦闘を客観的に見るのも面白いかもしれない。
「十秒経ったら戻っておいで」
「でも…」
五条のことも宿儺のことも、呪術に関して無知な悠仁は不安そうな顔をする。
「大丈夫。僕、最強だから」
「うっは」
聞き届けてから、スマホのカメラを閉じる。
ずっと撮ってました。
撮るでしょ
呪術ファンなら当然
「なにして……まぁいいや。恵、これ持ってて」
そう言って持っていた紙袋を恵に投げて渡す。
中身は仙台名物喜久水庵の喜久福。
五条のオススメはずんだ生クリームだそうですよ。
「…後ろ！！」
なんだかウジウジ言っている五条の背後から飛びかかる宿儺。顔が怖い。
無下限呪術でそれをやすやすと避け、逆に宿儺の背後に回った。
「生徒の前なんでね。カッコつけさせてもらうよ」
セリフ回しがカッコいいんだよな。
チキショー言ってみたい…オマージュしていい？
そこからは十秒間の宿儺ボコボコタイム。
宿儺と戦う契約をした身だけど、五条に勝てない今の宿儺では勝負にならないだろう。
契約を果たすのはいつになるか…渋谷？
「まったくいつの時代でもやっかいなものだな、呪術師は」
宿儺の腕に血管が浮き上がり、ビキビキと音を立てる。
悠仁の体なんだ。大事にしてくれよ。
五条はちょうど私と恵の前に立っている。
その五条の目の前に宿儺がいて、宿儺が五条に攻撃すれば必然的に私達にも被害が及ぶわけだが。
「だからどうという話でもないが」
砂塵が晴れ、無下限で瓦礫を止めた五条が宿儺の目にも映った。後ろの私達は当然なんともない。
びっくりしてる〜宿儺
ウケる
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翡翠(プロフ) - ぽんちょ。さん» コメントありがとうございますm(_ _)mそうです！！まんまその二人をイメージしていただければと思います！ｗ (2022年4月8日 1時) (
レス) @page50 id: 5d748230e5 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんちょ。(プロフ) - 空と蛍ってまさか原神ですか？www(全然違ったらごめんなさい！) (2022年4月7日 15時) (レス) @page21 id: e374329c1d (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 向月葵さん» コメントありがとうございますm(_ _)m誰かに伝わればいいなと思いながらネタを混ぜているので嬉しいです！ｗ (2022年3月21日 23時) (レス) id: 5d748230e5 (このIDを非表示/違反報告)
向月葵(プロフ) - ストーリーの構成とか、原作との混ぜ方とかが全く違和感なくていつも楽しく読ませていただいてます。七不思議2番は少し笑っちゃいましたw (2022年3月20日 23時) (レス) @page40 id: b81c3ee352 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翡翠 | 作成日時：2022年3月3日 21時
