185話 ページ46
「呪霊の肉などつまらん！ 人は！ 女はどこだ！！」
「呪霊の肉は美味しくないんですかね〜」
片手を上げて質問した。
たとえ美味しくても食われてやる気は無いが。
宿儺は「あ？」と横目で私を見ると、つまらなさそうに息を吐いた。なんだコラ。
「なんだ貴様か。
ケヒッ…契約は果たそう。だが今じゃない」
「そっすか」
恵は眉間にシワを寄せて私と宿儺の関係を不審がるが、そんな良い関係でもないから安心してくれ。
ただちょっと、一度本気で戦おうと契約しただけだ。
宿儺は街を見渡すと、嫌な笑顔を浮かべた。
「いい時代になったのだな。
女も子供も蛆のように湧いている。
素晴らしい…鏖殺だ」
それも束の間、宿儺の首を宿儺自身の手が掴んだ。
「あ？
人の体で何してんだよ。返せ」
正しくは宿儺の手ではなく、悠仁の手。
悠仁が器として機能し、乗っ取られて尚意識が残っていた。
「オマエなんで動ける？
？いや俺の体だし」
一つの体で二つの声がする。
「あっはは、悠仁おもしれー」
「笑い事じゃないです」
隣りにいた恵は印を結び、足元の影が揺らめいた。
「動くな。オマエはもう人間じゃない」
宿儺…悠仁は何も分かっていない顔で振り向いた。
「呪術規定に基づき虎杖悠仁、オマエを＿
“呪い”として、祓う」
「待てめぐちん」
「…っなんですか」
そもそもこれが悠仁ではなく宿儺でも、今の恵のボロボロの状態で勝てるわけがない。
いや、元気な恵でも無理か。
まぁそれは置いといて。
「ここでやるのはオススメしねーぜ」
「そうだよなんともねーって。
Aがなんでここにいんのか知らねーけどさ、俺と伏黒はボロボロじゃん。早く病院いこうぜ」
「いや悠仁、それもまた違うんだけど」
「？」
気が付いたら、悠仁の体に浮き出ていた紋様も消えていた。
恵は私がいるからか原作より警戒はしていないようだけど、少なくとも
それに対して悠仁は疑問符を浮かべるだけ。
そりゃそうだよね。今まで呪いなんか触れたこともなかったんだから戸惑うさ。
「今どういう状況？」
「なっ」
「お」
恵と私の声が被った。
「五条先生！ どうしてここに」
恵の後ろに現れたのは、お菓子の紙袋を持つ五条。
ボロボロの恵を面白がって撮影して恵がキレる。
こんなときでも緊張感ない奴だよな。
ブーメラン？
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翡翠(プロフ) - ぽんちょ。さん» コメントありがとうございますm(_ _)mそうです！！まんまその二人をイメージしていただければと思います！ｗ (2022年4月8日 1時) (
レス) @page50 id: 5d748230e5 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんちょ。(プロフ) - 空と蛍ってまさか原神ですか？www(全然違ったらごめんなさい！) (2022年4月7日 15時) (レス) @page21 id: e374329c1d (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 向月葵さん» コメントありがとうございますm(_ _)m誰かに伝わればいいなと思いながらネタを混ぜているので嬉しいです！ｗ (2022年3月21日 23時) (レス) id: 5d748230e5 (このIDを非表示/違反報告)
向月葵(プロフ) - ストーリーの構成とか、原作との混ぜ方とかが全く違和感なくていつも楽しく読ませていただいてます。七不思議2番は少し笑っちゃいましたw (2022年3月20日 23時) (レス) @page40 id: b81c3ee352 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翡翠 | 作成日時：2022年3月3日 21時
