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163話 ページ24

土日になり、高専で五条とお話し中。
場所はグラウンド、段差に腰掛けて狗巻とパンダの体術訓練を眺めている。

真希ちゃんは別の呪術師と任務。



「へぇ〜おもしろいじゃん。呪霊がオカルト研究ね」

「なに笑ってんだ宿儺の指食うぞ」

「新手の脅しすぎる」



乙骨が海外に行ってから、狗巻が髪を伸ばし始めた。
ツンツンしていた髪はサラサラマッシュに。

五条はいつのまにか黒目隠しになっていた。
一度着けてみたらまじで何も見えなかった。



「はぁ〜〜変わってくね、みんな」



だんだん本編に近付いていく。
地獄が始まるんだなぁ。

今までも大概だけど。

後ろに倒れて空を見ながらぼやいたら、頭の方から声がした。



「オマエはちっとも変わんねぇな」

「真希ちゃん!」



起き上がって振り向くと、真希ちゃんが立っていた。



「任務おつか……れ…………、まき、ちゃん?」

「あ? ンだよ変な顔して」



気になったのか五条も振り向くと「お」と声を出した。



「真希、イメチェン?」

「ちげぇよ。ちょっとヘマしただけだ」



真希ちゃんの長くて流していた前髪がバッサリと切られていた。



「斬撃飛ばす呪霊がいたんだよ。怪我は無ぇ」

「そーーいう問題じゃないし! 髪は女の子の命でしょ?」

「気にしてねぇよ」



そりゃあ切り口がちょっと雑とはいえ、本編真希ちゃんの髪型になっただけで私もあまり気にならないけど。

それとこれとは別だ。



「自分のこと大事にしてよ〜
君たちは特に、まだ若いんだから。

ほら真希ちゃん来て」



腕を引いて、私と向き合うように前の段に座らせた。



「目瞑っててね」



言われた通り目を瞑る真希ちゃんの前髪に手を添える。

風に乗って人を斬る妖怪“鎌鼬”の能力を使って、毛先を軽く整えた。

顔についた細かい毛を払って終わり。



「はい、いいよ。うんうん、似合ってる」

「何してても生きていけそうだなオマエ。
…まぁ、ありがとな」

「やだなぁも〜! か〜わいい教え子のためならなんでもしちゃうわよ〜!」



ちょっと言いづらそうにお礼を言う真希ちゃんがかわいくて、デレデレしながら頭を撫でたら怒られた。



「最近Aの人間好き加速してない? 学校行ってる影響?」

「普通だよ別に。そりゃ仲良い友達はいるけどー」

「そうかオマエ、今普通の高校通ってんだったな」

「うん、楽しいんだねこれが」



青春エンジョイしちゃうぞ

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翡翠(プロフ) - ぽんちょ。さん» コメントありがとうございますm(_ _)mそうです!!まんまその二人をイメージしていただければと思います!w (2022年4月8日 1時) (レス) @page50 id: 5d748230e5 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんちょ。(プロフ) - 空と蛍ってまさか原神ですか?‪w‪w‪w(全然違ったらごめんなさい!) (2022年4月7日 15時) (レス) @page21 id: e374329c1d (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 向月葵さん» コメントありがとうございますm(_ _)m誰かに伝わればいいなと思いながらネタを混ぜているので嬉しいです!w (2022年3月21日 23時) (レス) id: 5d748230e5 (このIDを非表示/違反報告)
向月葵(プロフ) - ストーリーの構成とか、原作との混ぜ方とかが全く違和感なくていつも楽しく読ませていただいてます。七不思議2番は少し笑っちゃいましたw (2022年3月20日 23時) (レス) @page40 id: b81c3ee352 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:翡翠 | 作成日時:2022年3月3日 21時

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