161話 ページ22
帰ってからは特に何もなく次の日。
あぁ帰るというのは高専にだ。
トンネルにあった私物を全部寮の空き部屋に移動した。
ハンモックも持ってきたけど、飾りになるだろうな。
ということで登校した私だが、校門前で立ち尽くす。
「君、背高いね！！ バスケ部入らない！？」
「背が高いといえばバレーでしょ！ 興味ない！？」
「ガタイいいね〜柔道とかやったことある！？」
「陸部！！ 陸部に来て！！」
てな具合で運動部に勧誘されまくってます。
部活動勧誘と見学が今日から始まったらしい。
聞かれるたび全部に
「あ〜…見学回って考えます」
と答えてなんとか教室に辿り着いた。
着くなり空にめちゃくちゃ笑われた。
「オマエ絶対運動部入ったほうがいいよ」
「笑うなよ。運動できないわけじゃないけど、できれば文化部がいいんだよな」
「じゃあ今日見学回ろうよ。俺は決まってるけど学校見学も兼ねてる。あ、あと虎杖と一緒に回る約束してるんだ」
「いいよー」
今日から普通に授業が始まる。
まぁ初回だから自己紹介をさせる先生が多いだろうな。
授業内容はある程度分かるから、教え方とかを参考にさせていただこうか。
生徒にどうやったら上手く言いたいことが伝わるか。
教師って難しいんだよね。
それは座学も体術も同じこと。
「AAです。背は高いけど怖くないです、よろしく」
全部そんな感じで乗り越えて、放課後。
部活動見学巡りをする人が多いので、まだ教室には人が残っている。
「A準備できたー？」
虎杖と空が来て、私も席を立つ。
「全生徒入部制やだなー」
「虎杖陸上部とか入らないの？」
「めんどくさいじゃん。入るだけでいい部とかないのかな」
私は知ってるぞ。
お爺ちゃんのお見舞い行くんだよね。
空は部活動一覧のパンフレットを見ながらつぶやく。
「吹部が一番近いな。行く？」
「そういや君吹部希望だっけ。行こ行こー」
「俺もー」
第二音楽室に近付くにつれ演奏が聞こえてくる。
前世で吹奏楽部題材にしたゲームとかやってたわ懐かしい。
「あ、見学の子かな……でっかいねー
まぁ見てって！」
廊下で吹奏楽部のポスターを配っているセンパイが私を見て一瞬固まった。分かるデカいよね〜私。
中では吹部の方々が演奏中、見学の生徒も数名いた。
三人で中に入ってしばらく演奏を聞いていた。
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翡翠(プロフ) - ぽんちょ。さん» コメントありがとうございますm(_ _)mそうです！！まんまその二人をイメージしていただければと思います！ｗ (2022年4月8日 1時) (
レス) @page50 id: 5d748230e5 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんちょ。(プロフ) - 空と蛍ってまさか原神ですか？www(全然違ったらごめんなさい！) (2022年4月7日 15時) (レス) @page21 id: e374329c1d (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 向月葵さん» コメントありがとうございますm(_ _)m誰かに伝わればいいなと思いながらネタを混ぜているので嬉しいです！ｗ (2022年3月21日 23時) (レス) id: 5d748230e5 (このIDを非表示/違反報告)
向月葵(プロフ) - ストーリーの構成とか、原作との混ぜ方とかが全く違和感なくていつも楽しく読ませていただいてます。七不思議2番は少し笑っちゃいましたw (2022年3月20日 23時) (レス) @page40 id: b81c3ee352 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翡翠 | 作成日時：2022年3月3日 21時
