ヲタ女子は愚痴る ページ7
「それでさぁ〜、俺はいいって言ってんのにアイツらが＿＿」
助けてください(切実)
というのも、わしは大広間の端のベビーベッドという安地で過ごしていたはずなのだ。
なのに天下の五条悟様はわざわざわしのもとへ来て、身の上話をペラペラと話し始めたのだ。
なんなんだ。
「……なぁ聞いてんの？
そんときの話なんだけどさぁ。俺がまた＿＿」
なんなんだ。(二回目)
＿「……桃園はもう駄目であろうな」
＿「せめて息子であればやりようはあったものの」
おっ、カクテルパーティー現象。
近くのジジイがわしらのことを話している。
聞いた感じ禪院家のジジイだな。
＿「いっそ外の男と子を増やせば」
＿「それはいいな！さすれば一人くらい優秀なのが産まれるだろう！」
は？
ちょっと待て、ちょっと待て。
起き上がり、ベビーベッドの縁に掴まる。
そしてツラを覚える。
「そんでさ……………あ？」
五条悟はわしが睨む方向に聞き耳を立て、察する。
「なぁオマエやっぱり言葉理解してんじゃねぇの？」
「はぁ……分かりますが」
「え？」
ママ上に対するタチの悪い悪口を聞いて赤ん坊(笑)ながらムカついた。
「あのモブ何家の誰？わしが知らないってことはマジのモブね、了解。
父が死んで女手一つ、産まれた子供も女ってだけで家が終わり？あーあやだやだ男尊女卑の呪術師サマは女がなにもできないと思ってるわけ？
扇サンは家の玄関先でママ上に直接似たようなこと言ってたが？御三家サマは頭が残念な奴ばっかかよ。人をこき下ろすことに余念がないですわ」
「…あ？」
「誰かを下に見てないと自分の地位が不安なんですかね天下の御三家ともあろう者が。カスみたいな態度を実力だけで覆せると思ってんのかよ」
御三家がろくでもない奴ばっかりなのは知ってたがママ上の悪口だけは聞き逃がせねぇんだよな。
わしを育ててくださる女神様なんだよな。
自我はあってもまだ庇護対象のエケチェンなのだから。
「…え、は、何？
オマエが喋って…るよな」
「悟様？うちのAが何かしましたか？」
「今コイツが起き上がって＿」
「あぁ〜…ぁう(喃語)」
「おまっ…いつの間に！！」
いや〜ママ上の前では喋りませんよ。
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翡翠(プロフ) - 月見山さん» 嬉しいです！ありがとうございます！！ (12月26日 17時) (
レス) id: 5d748230e5 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - Naさん» だいたい週一くらいで更新します！ありがとうございます！ (12月26日 17時) (レス) id: 5d748230e5 (このIDを非表示/違反報告)
月見山 - とても面白かったです！！ (12月23日 22時) (レス) @page39 id: 1c5cb15ccc (このIDを非表示/違反報告)
Na - 真面目に大好きです！続きずっと待ってます。 (12月23日 21時) (レス) @page39 id: da955bb30a (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 風花さん» ありがとうございます！ちょくちょく書きます！ (12月17日 0時) (レス) id: 5d748230e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翡翠 | 作成日時：2023年10月11日 15時
