ヲタ女子は掴む ページ38
黒井サンもこの時点では生死不明なんだよなぁ。
…なんとか…なるか?
ならなそう…だがわしは一人しかおらんわけで…天内理子を優先して、黒井美里は即死じゃないことを祈るしか。
「……すぐると一緒にいたらだめなの?」
「……いいけど……」
多分天元の結界の関係で拒絶される可能性があるのだろう。
フフフ、呪術ヲタ舐めんなよ分かってんだよそんなことは!!
「もし入れなかったら黒井さんと一緒にいてくれるかな」
「わかった」
大丈夫だと思うけどな〜〜
原作のあれは九十九由基がいたから拒絶されたんですしおすし。
黒井美里とは別れ、三人で向かう。
ま、やはり弾かれずに入れたよね。
「ここが…」
「ああ」
真ん中にクソデカイ木があり、それを囲む無数の家屋。
天元の結界の基底、薨星宮本殿である。
うっはww
モノホンwww
興奮してきた
「階段を降りたら門をくぐって大樹の根元まで行くんだ」
そこはまた別の結界で、こことは違って招かれた者_つまり星漿体しか入れない。
「同化まで天元様が守ってくれる」
あの親指おばちゃんね。
今はまだ呪霊操術の対象じゃないはず。
「それか引き返して、黒井さんと一緒に家に帰ろう」
「……え?」
わしは話を聞きつつ伏黒甚爾が潜むハズの場所を探す。
画角……思い出せ……
人生を捧げた呪術ヲタの脳内を泳いで探して、コマを思い出す。
天内が撃たれ、甚爾が出てくる場面。
右の側頭部から撃たれる。
夏油傑と向かい合っていた。
トンネル。
入口。
場所は分かった。多分。
「もっと皆と…一緒にいたいッ」
涙を流す天内。
話がもう終わる。
手の平をグー、パー、グー、パー。
慣れるように。
身体がびっくりしないように。
「帰ろう、理子ちゃん」
「…うん!!」
弾ける音。
天内の側頭部に伸ばした手を握る。
確実に。
握った手の中に異物。
痛みは無いが、熱い。
「ッAちゃん!!!」
「Aっ!?」
地面に触れ、やわらかくして変形、わしと天内を覆う。
伏黒甚爾は夏油傑に任せる。
いや無理だが。
握った弾丸を離し、アラミド繊維に変えた手の平を戻す。
「えっ…!?」
やわらかい地面に隠れながら自分の体に触れ、変化。
約170cm
今のわしの、身長。
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翡翠(プロフ) - 月見山さん» 嬉しいです!ありがとうございます!! (12月26日 17時) (レス) id: 5d748230e5 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - Naさん» だいたい週一くらいで更新します!ありがとうございます! (12月26日 17時) (レス) id: 5d748230e5 (このIDを非表示/違反報告)
月見山 - とても面白かったです!! (12月23日 22時) (レス) @page39 id: 1c5cb15ccc (このIDを非表示/違反報告)
Na - 真面目に大好きです!続きずっと待ってます。 (12月23日 21時) (レス) @page39 id: da955bb30a (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 風花さん» ありがとうございます!ちょくちょく書きます! (12月17日 0時) (レス) id: 5d748230e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:翡翠 | 作成日時:2023年10月11日 15時