ヲタ女子は原作に加わる ページ37
賞金をかけ、五条悟を消耗させ、
わざと賞金を取り下げ、無限を解かせるタイミングを与えた。
高専の結界に呪詛師が入れるわけないので、誰も警戒していなかった。
わしだけはずっと緊張してたんだがな…!!?
足元に落ちていた小石に触れ、四歳児の筋力を総動員させて、
思いっきり投げた。
小石が伏黒甚爾に当たる直前にこの間(※対直哉)のように気体に変化させたのだが、軽く避けられて地団駄踏みそうになった。
四歳児だから!!!!!
「悟!!」
追い打ちのように夏油傑の呪霊が伏黒甚爾を呑み込み、五条悟に駆け寄る。
わしは動くのが怖いのでとりあえず星漿体から離れないでいる。
「問題ない。内臓は避けたし刃をどこにも引かせなかった」
今優先すべきは伏黒甚爾の対処より星漿体。
わしだけ完全にアウェーだが、ここに残すわけにもいかず、当然夏油傑達についていくことになる。
「傑達は先に天元様の所へ行ってくれ」
「油断するなよ」
「誰に言ってんだよ」
ちょっと怒涛の勢いすぎて頭が混乱してきたが、両手で頬を挟んで落ち着く。
まだしばらく時間はある。
助けた後のことは考えてない。
夏油傑はわしと天内理子を抱えて走り出す。
ま、まぁそのほうが速いが!!!
黒井美里は自分で着いてきている。
これからわしは弾丸を止める必要が………
誰にできんだそんな芸当!!!!
…………。
禪院真希だわ………。
ひとまず、薨星宮に向かう昇降機に着き、ようやく下ろされる。
「……さとる、勝てる?」
「大丈夫。悟の強さは君もよく知っているはずだ」
夏油傑も信じているようだ。
それより伏黒甚爾のほうが上だったって話。
負けないって信じてたから、悟が勝つから、甚爾がここに来るわけないって信じてたから、タンされちゃったわけですね。
参道に着き、昇降機を下りる。
「理子様、私はここまでです」
ここでお別れとなる黒井美里が、後ろで立ち止まっていた。
天内理子が黒井美里に抱き着き、なんやかんや感動シーンのさなか…
わしは…
「Aちゃんもここに残って待っていてくれるかい?」
言われると思った。
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翡翠(プロフ) - 月見山さん» 嬉しいです!ありがとうございます!! (12月26日 17時) (レス) id: 5d748230e5 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - Naさん» だいたい週一くらいで更新します!ありがとうございます! (12月26日 17時) (レス) id: 5d748230e5 (このIDを非表示/違反報告)
月見山 - とても面白かったです!! (12月23日 22時) (レス) @page39 id: 1c5cb15ccc (このIDを非表示/違反報告)
Na - 真面目に大好きです!続きずっと待ってます。 (12月23日 21時) (レス) @page39 id: da955bb30a (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 風花さん» ありがとうございます!ちょくちょく書きます! (12月17日 0時) (レス) id: 5d748230e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:翡翠 | 作成日時:2023年10月11日 15時