ヲタ女子は出迎える ページ36
＿＿翌日。
「五条達高専戻ってくるってさ。Aも帰っちゃう？」
「またくる」
「本当？嬉しい」
硝子サンに頭を撫でられながらも、緊張を抑える。
ああ〜ついに…来る…そのときが。
伏黒甚爾が高専に潜んでて事件を起こす、原作の一幕が。
でもわしが行動起こすのはそっちではなく、夏油達の向かう薨星宮付近。
「おむかえしていいかな」
「任務はまだ終わってないから危ないかもよ？」
「……あのふたりが？」
「…まぁ大丈夫か」
とはいえ本来は高専に入った時点で任務完了みたいなものだ。
だって高専の結界内に敵は入ってこれないからね。本来ならね。
そんなとき、医務室に入ってくる補助監督。
……急に知らない人来たからビクッてしちゃった。クソッ
「家入術師、急患です」
「マジか〜。A、どうしよ。一人で行ける？」
「だいじょぶ」
片道なら行けるんだよ片道なら。
ついでに昨日のうちに高専内の脳内マッピングをしておいた。
漠然と位置なら分かる。
呪力を探るとかいう高等技術はさすがに出来んが。
はぁ。
桃園Aの憂鬱。
現在時刻＿＿＿十四時半。
御一行が帰ってくるのは、十五時。
……待ちながら振り返りをしていよう。
超〜〜〜〜〜〜怖い！！！
▽▲▽▲▽
十五時
星漿体御一行帰還
「皆、お疲れ様………あれ？Aちゃん。待っててくれたの？」
「お、かえり…」
高専の結界に入った四人を、つい柱に隠れたまま迎えた。
天内理子と黒井美里は初対面。
当然ながら人見知り。
「これで一安心じゃな！！」
「硝子は？」
「きゅうかん」
「そっか」
まぁわしが出てきたら分かっていたことだが、夏油傑に背中を押されて星漿体に近付く。
「理子ちゃん、黒井さん。この子は悟の知り合いの子」
「子供じゃ！！」
「はっ…はじ、めまして」
声が裏返るのは標準装備なんだよね。
初対面ズと互いに自己紹介しつつ、夏油傑と五条悟が話しているのを見る。
いや次のページ……
「悟、本当にお疲れ」
「二度とごめんだ、ガキのお守りは」
………
結界に入ったことで一件落着だと思った五条は
フッ、と無限を解いた。
トスッ、と
背後から現れた伏黒甚爾が、五条の胸に刃を。
原作通り。
誰も気付けなかった。
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翡翠(プロフ) - 月見山さん» 嬉しいです！ありがとうございます！！ (12月26日 17時) (
レス) id: 5d748230e5 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - Naさん» だいたい週一くらいで更新します！ありがとうございます！ (12月26日 17時) (レス) id: 5d748230e5 (このIDを非表示/違反報告)
月見山 - とても面白かったです！！ (12月23日 22時) (レス) @page39 id: 1c5cb15ccc (このIDを非表示/違反報告)
Na - 真面目に大好きです！続きずっと待ってます。 (12月23日 21時) (レス) @page39 id: da955bb30a (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 風花さん» ありがとうございます！ちょくちょく書きます！ (12月17日 0時) (レス) id: 5d748230e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翡翠 | 作成日時：2023年10月11日 15時
