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ヲタ女子は木刀が欲しい ページ31

コミュ障が五条悟と仲良くなってもろくなことにならねぇよ。





「あ、七海!ここ前の任務で見えたところだよね!」

「そうですね」

「あのね、この間遠征任務で七海と奈良に行ったんだけど_」





灰原雄の膝の上で、呪術の名所みたいな授業を受けている。


自分の知ってる場所が出てくるたびに思い出話と一緒に説明してくるからぎこちなく相槌を打つしかなく………


ただ、授業の内容自体は興味深い。

昔こういうことがあって呪霊が湧きやすくて…とか、あの名家の先祖がここで生まれて…とか、この術式はここに由来して…とか。





「_だからすぐ全部食べちゃってさ!あ、そういえば京都で木刀買ったんだけど欲しい?」

「灰原、危ないのでやめてください」

「ほしい」

「欲しい?」

「ほしい」





木刀とか修学旅行の定番のお土産すぎて草。


それはそれとして欲しい。

欲しいだろ。
欲しいよな!?(三段活用)





「だめです。怪我をしたらいけないので」

「えー…七海ーちょっと持つくらいだめかな?」

「……午後からにしてください、授業中なので」





もっともです。



ただの木刀であり呪具でもなんでもないが、ロマンだよな_____。



木刀か……変化させれば鉄の刀に出来ないこともないが、刃物って怖い。先端恐怖症とかそういうのではないんだが……

いざってときは、そこらの石ころでも武器に変形させて……や、わしが戦えるかどうかって話でした。やめよ。



授業中はなるべく授業に集中して……たまに相槌をうつのだ。






▽▲▽▲▽






授業が終わりました。


寝たら楽になれそうだが人様の膝の上で寝れるほど肝は座っていない。





「ご飯だよ!」





終わるや否や、わしを抱きかかえて立ち上がった灰原雄。


やめてくれ。





「昼食はどうしますか?私達は食堂で食べますが」



「人………おおいところはあんまり……」



「そんなにいないと思うよ」

「五条さん達はいるかもしれません」





高専の食堂はだいたい学生しか使わないらしい。

でまぁ学生は少数なのでそんなにおらず。


共有スペースは視線を気にして落ち着かないのだが……まあそれならいいだろうか……帰りてぇな。


食堂といいつつ配給があるわけではなく個人で買ったやつとか外食とか多めらしい。


ウーン。





「とりあえず行こっか!」

「アッ歩けますじぶんで…」

ヲタ女子は決意する→←ヲタ女子は授業を受ける



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翡翠(プロフ) - 月見山さん» 嬉しいです!ありがとうございます!! (12月26日 17時) (レス) id: 5d748230e5 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - Naさん» だいたい週一くらいで更新します!ありがとうございます! (12月26日 17時) (レス) id: 5d748230e5 (このIDを非表示/違反報告)
月見山 - とても面白かったです!! (12月23日 22時) (レス) @page39 id: 1c5cb15ccc (このIDを非表示/違反報告)
Na - 真面目に大好きです!続きずっと待ってます。 (12月23日 21時) (レス) @page39 id: da955bb30a (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 風花さん» ありがとうございます!ちょくちょく書きます! (12月17日 0時) (レス) id: 5d748230e5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:翡翠 | 作成日時:2023年10月11日 15時

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