ヲタ女子は会わされる ページ29
「なんで?聞いてる?耳ある?なんで?」
「そろそろ人いるぞ」
なんで?
なんで、わしはまた高専に来ているの?
「朝起きたらいつの間にか車に乗っており、知らず知らずのうちに高専へ連行されていたのであった……」
「もう俺二年じゃん?後輩にも会わせてやろうと思って。歓迎会は終わっちゃったけどな」
「いらん気遣いすな」
つか新入生歓迎会とかいう陽キャイベしてたんだ……
今回は俵担ぎを拒否しておんぶにしてもらった。
してもらったというか自分で歩けるのだが逃げるだろと言われて強制である。
死んだろかな…………
「今からぽまえの後輩に会ってどうすんだ…いつ死ぬかも分からない世界だというのに…」
「いつ死ぬか分からないからだろ。つかその年で達観してんじゃねぇよ」
後輩=灰原雄と七海建人だろ。
分かってんだよ…………………。
「そろそろ黙っとけ。俺の独り言だと思われる」
「もともとイかれてんだからいいだろ」
「投げんぞ」
投げられても死なないってくらいの自信はあります。
準備体操とは別で個人的に術式開発は進めております。
これがまた楽しいよね。
これでこそ転生だよね。
世界救う自信はないけど。
ところで五条悟が二年になったと言いましたね。
そうです、わたくし齢四歳になりました。
まぁだからなんだという話なのだが。
でも二年ってことはあれだね。
マズイね。
原作……………懐玉・玉折編が始まりますね。
は?無理なのだが?
「あと硝子が会いたいってうるさいんだよ」
「ウッ…ウッ…………わしを可愛がれる期間もそろそろサ終です…」
成長したわしなどなんら可愛げもないからな…
今はまだ年齢補正がある。
「ほらマジで着くから黙れ」
「うぃ……」
帰りてぇなぁ今すぐに……
あれやこれやと言ううちに見知った校舎に着き、おんぶされたまま廊下を歩く。
たま〜にすれ違う補助監督っぽい人からの視線が痛ぇ。
見んな……わしを見んな……
「はい、ここ一年の教室。
後輩共ーコイツ俺の知り合いの子供、よろしく」
ピシャッと開け放ってわしを下ろして押し込んで自分は入らずに扉を閉めた五条悟。
…………ん????
「なんでこうも急なんですかね…」
「五条さんの知り合いの子!?小さい!」
目が合う、七海建人と灰原雄。
な、なんで……………アイツはわしに試練を課さなければ生きていけないのか!!?
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翡翠(プロフ) - 月見山さん» 嬉しいです!ありがとうございます!! (12月26日 17時) (レス) id: 5d748230e5 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - Naさん» だいたい週一くらいで更新します!ありがとうございます! (12月26日 17時) (レス) id: 5d748230e5 (このIDを非表示/違反報告)
月見山 - とても面白かったです!! (12月23日 22時) (レス) @page39 id: 1c5cb15ccc (このIDを非表示/違反報告)
Na - 真面目に大好きです!続きずっと待ってます。 (12月23日 21時) (レス) @page39 id: da955bb30a (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 風花さん» ありがとうございます!ちょくちょく書きます! (12月17日 0時) (レス) id: 5d748230e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:翡翠 | 作成日時:2023年10月11日 15時