重度の呪術廻戦ヲタクが転生してしまった件について。【呪術廻戦】

ヲタ女子は助ける ページ24

はいは〜い

私は今どこにいるでしょうか


正解はここ、禪院家です。


月イチくらいで呼び出し受けて何回も来てるわけだが。


メインはママ上であってわしではないが、禪院家の空気が好きではない。これにはもうキャラクターとか関係ないわ。



わしの術式と処遇について、毎度話し込むママ上と当主。

うーん、つまるところ呪術師やるのは確定ってことですね。

やってられんわ……





「A、毎回毎回暇じゃない？」





珍しくママ上から助け舟。





「うん……」

「そこの庭で遊んできたらいい。迷子にはなるなよ」





大事な話のときも酒を飲んでいる禪院直毘人の提案。


庭？？？

いや、素敵な庭園があることは存じておりますが。





「それはいいわね。A、ほら」

「あっう…」





こうなったらもう流されるしかなくなる悲しい性格。


重い空気の部屋から出て、庭に来たはいいが。

来たはいいが……………庭で、何をしていろと？？？


半分引きこもりの陰キャが人んちの庭で何して遊べばいいんだよ太陽眩しすぎて消えたい。





「……………？？」





………………ん？

聞き違いか？


なんか物音しなかったか？

気のせいか…？





「聞いたで？ 呪いが見えへんらしいやん」





幻聴じゃなかったみたいですわねー

間に木があって見えていなかったが、禪院直哉と……女の子？





「真依ちゃんのほうはまだ分からへんらしいけど。まぁ君ら双子さんやし、女やし。期待はしとらんわ」





真希さんやな(確信)

わしとそう変わらんはずだから……四歳とか、五歳とか、そこらだ。


は〜〜？？
アイツそんな子供にまであんなこと言ってるワケ〜〜？？

信じられませんわー





「ッあう」

「そないな弱っちい体じゃ見えとってもなんも出来へんやろな」

「そ、んなこと…！」





木の陰から覗く。


ふ〜む、やはり禪院直哉と禪院真希だった。


蹴られている。

実際に見ると酷いものだ。
…そんな言葉で片付けてもいいものか。



禪院直哉がもう一度真希を蹴ろうとしたところに、手頃な小石を投げ込んだ。


なにかに弾かれて禪院直哉の蹴りは不発。





「…なんやねん」

「こ、こたい(固体)の石をきたい(気体)にかえました！きたい(気体)はたいせき(体積)が大きいから、ぼうちょう(膨張)してクッションになりましたっ」





……噛まずに言えたの天才児か？？

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