重度の呪術廻戦ヲタクが転生してしまった件について。【呪術廻戦】

ヲタ女子は援助される ページ18

おでけけです。


うーん、わしがあのエスパー少女ほど可愛かったらいいのかもしれんが、わしとあの子はかけ離れすぎだ。


身体の年齢的にはちょうどいいが。



さて現在車に揺られ、到着を待っている。



……のだが、この道のりに覚えがある。
そして嫌な予感がしてきた。





「……どこにおでかけするの？」





忘れてたことを聞いてみる。





「あら？ 言ってなかったかしら。今日は禪院家のご当主様にお呼ばれしているのよ」





禪院家のご当主様にお呼ばれ


禪院家のご当主様。





禪院家。





「かえりたい」

「だめよ〜Aも一緒に来てって言われたんだから」





真っ白に燃え尽きた。



行き先が禪院家って知ってたら絶対逃げたのに！！！！！


事前に言ってよ！！！！！


事前に聞かなかったわしが悪いですね、はい。



まあ〜相変わらず拒否権もないままに、いつしか来た禪院家に到着してしまう。





「桃園様ですね。ご案内します」





来ちまったからには抵抗せずママ上と手を繋ぎ、禪院家の女中さんと思われる人に同行する。


はぁ〜〜〜でもやっぱり立派やなこの家は。

桃園家も家の広さだけはそこそこなんやが。
住民は二人で使用人は一人の桃園と、住民どころか知らねぇオッサンがうろついてるレベルの禪院では比べ物になりませんわ。


禪院直哉初登場の138話？148話？の「で、死んだん？」という台詞と共に描かれた禪院家の外観そのまま。

禪院家は既に一回来てるので高専ほど動揺はしねぇぞ。







案内された先は、ご当主様の部屋らしい。

それにしても二人しかいない桃園の家系がな〜んで御三家様に呼ばれたんですかね。


広い広〜い畳の部屋。

奥に座っている禪院家当主様の、禪院直毘人。


あの会合ぶりですわね〜〜〜





「よく来たな。とりあえずその辺座れ」





やっぱりなんか適当な禪院直毘人ウケるな。

わしはママ上の隣に座す。





「今日、呼んだ理由は分かっているな？」

「勿論です」





……オッ


ママ上に背中を押され、ちょっとだけバランスを崩す。


なんですか？？？





「この子のことでしょう？」

「ああ。もしその小娘が桃園相伝の術式ならば、禪院が全面的に援助しよう」





はぇ…………………………………(困惑)

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