第二十話 ページ22
私がシンシャを探している間にフォスが皆に追われて大変だったらしい。
新しいものが気になるのは私にも分かるが、私はそこまで興味を引くような体質ではないのだろうか。
それとも、先生が気遣ってあらかじめ止めてくれたのか……
現在は夜。自室の布団に座っている。
少し頭痛がする程度で周りに異常は無いので、今日は寝ることにした。
………………
翌日、ユークレースと歩いているとフォスとボルツを見かけた。きっともう組んだのだろう。
ユークは事情を知らないためルチルとジェードに話を聞いた。
「例によって先生のお休み中のみ有効です」
「あくまで仮の決定だ」
私は単独行動なため誰が誰と組んでも関係無い。
しかし宝石達はペアがいて、当然ボルツと組んでいた者もいる。
「ダイヤはなんて？」
「大丈夫」
鉢の花を手に取り、ユークの問いに答えたのはダイヤモンド。
太陽に照らされて一際眩しく輝いている。
もともとボルツと組んでいたのはダイヤだった。
「ボルツは決して 間違わない」
「あのこの判断はいつも正しくて」
「ほんと」
「いやになるわ」
そう言って、微笑みを浮かべたダイヤの顔は
微かに寂しげだった。
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翡翠(プロフ) - おうるさん» コメントありがとうございます。更新が遅くて申し訳ないです…。励みになります。 (2019年11月19日 19時) (
レス) id: 845110876f (このIDを非表示/違反報告)
おうる(プロフ) - めっっっっちゃこの作品好きです!!!!!更新頑張ってください!!(*^^*) (2019年11月19日 18時) (レス) id: 3d90f48b0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翡翠 | 作成日時：2019年8月14日 2時
