7．なんでも屋さんたち ページ8
という訳で。
不良くんに連れられた私は、第三体育倉庫に着き
「ハイ！！！グミどーぞ！！！依頼人さん！！」
「あ、ありがとうございます…」
お皿に並べられた食べかけらしいグミを
先輩さんに凄い笑顔で差し出されている現在に至ります。
正直、一刻も早く猫を探したくて
それどころじゃないんだけど、
ここに来た時からかなり注意深く周りを見ていても、なぜか猫は見当たらず…
もう別の場所に行ってしまったのかもしれないと踏んで、おとなしく不良くんたちの待つ
リーダーさんとやらを一緒に待っている次第です。
ふと正面を見ると
「ほいひい！」
頬にグミを詰めてそう言った先輩が
キラキラした目で、あなたもどうぞ！と訴えかけてくる
なんだかリスみたい…
いやでも
肌が白いからリスというよりウサギかな…
「お茶もついだんで良ければどうぞ。
緑茶ですけど大丈夫ですか？」
「あ、はい…ありがとうございます」
ウサギ先輩の横から現れた
長身でちょっぴりあどけない顔立ちのが男の子が
なんとも古風なゆのみを差し出してくれた。
…とはいえ。
猫を探さなくてはと焦る気持ちは変わらない私は
「あ、あの…先に依頼内容だけでも聞いてもらえませんか？」
と、ゆのみを受け取りながら思い切って声をかけた。
「…それもそーだよな！」
「これ以上待たせちゃうのも悪いですしね」
「…潤くん怒りそうやけど」
「いや、もうとっとと聞いちまおうぜ。」
「けど…」
「ひはほふんへんはほほへはひめ〜 (港人くん変なとこで真面目〜)」
「…わかったって。」
どうやら聞いてくれるみたいで、安心してほっと息をつく。
「実は…、」
「あーーーもうほんっと
朝っぱらから最悪なんだけど！！！」
『！！』
バン！！！と大きな音を立てて
扉が開くとともにそんな声が聞こえてきた。
入口に目をやると
綺麗な茶色の髪を揺らして、大きな瞳の上にある眉の間にシワを寄せ、口元についた血をぬぐう
美少女みたいな男の子が立っていた。
「おせえよリーダー」
「！」
ちょっと荒っぽい口調の先輩さんの言葉で、この人が例のリーダーさんなんだとわかった。
…いや、それは良いんだけども
話遮られちゃったな。
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彗(プロフ) - まりなさん» コメントありがとうございます！西くんとけごくんの絡み自分も見たいですね…！もっとタンポポたちと八men鳥メンバーを絡ませたいんですが…また出てきてくれるでしょうか八men鳥…。どうなるか分かりませんがこれからもちょくちょく読んでくださると嬉しいです！ (2021年8月1日 18時) (
レス) id: 12b55ffeba (このIDを非表示/違反報告)
まりな(プロフ) - はじめまして！この作品凄い好きです！クンチキタンポポも八men鳥もどっちも好きなので私得でしかない作品なので作って下さってありがとうございます！個人的にまた八men鳥が出るなら西くんとサケイ推しなので2人の絡みが見たいなと思います…！ (2021年8月1日 13時) (レス) id: 5bbf9f4adb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彗 | 作成日時：2021年6月27日 11時
