24．新メンバー ページ25
「え…」
アジトって…第三体育倉庫？うちの学校の？
「学校で飼うってことですか？」
「まあそういうことになりますね。」
「良いんですかそれ？！」
「駄目なんじゃないですか？」
「ええ…」
にこにこ。
聖波スマイルが堂々と眩しいです…。
「本当に飼ってくれるんですか？！」
池崎くんが嬉々とした表情を浮かべてそう言うと
「まあ大丈夫なんじゃねーの？」
「生物部とか大量のグッピー部室で飼ってるしな！！！」
「うち部活ちゃうけどな」
「でも部室に猫がいるのすごく良い…毎日癒されるだろうなあ」
「確かに〜♪猫ちゃんに会えるなら俺も毎日顔出そっかな〜」
「景瑚それ本当だろうな？！」
「あはっ！潤くん食い付きすぎ」
口々にタンポポさんたちが答えた。
「はぁ〜…良かったぁ…」
「そうやな」
すっかり安堵した様子の池崎くんの背中を中野さんがポンポンと叩く
「ありがとうございます。クンチキタの皆さん」
『ありがとうございます！』
おだやかな笑みを浮かべてお礼を言う田島さんに続いて、またまた頭を下げる工学科さんたち。
今ならこれも真面目さゆえの行動だったことがわかる。
「良かったです。Aさんもありがとうございマス」
「…ありがとうございます」
私に抱かれたしろまるにそう言って私にもきちんとお礼を言う西島くんと小池くん。
二人とも拾い主だから特別心配だったのかな。
「…良かったね、しろまる」
「みゃあ♪」
わしゃわしゃと頭を撫でるとしろまるは嬉しそうに身をよじらせた。
＊
「めでたしめでたし、だな」
「そうですね」
工学科の皆さんと別れて。
(双方本当に仲良くなったようで、どちらも別れるのを惜しんでいた)
白猫騒動解決という事で、機嫌良く歩く上原さんとそれに続く青木くんを先頭に、私たちは帰路についていた。
「えへへ、これからよろしくね」
「にゃあ」
相変わらず私の腕に抱かれたしろまるににこにこ笑顔を向ける木全さん
「なあ」
すると岡野さんが気まずそうに声をかけた
「こいつ飼うのは良いけどさ…うちに猫の世話とかできるやついんのか？」
…？
何を言ってるんだろう
飼うということはそれは確かに大変だと思うけど。"世話をすることができない"なんてことはないはずじゃ…？
そう思ってタンポポさんたちを見回すも
『………』
なぜか全員の視線が泳いでいた。
え…なんで？
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彗(プロフ) - まりなさん» コメントありがとうございます！西くんとけごくんの絡み自分も見たいですね…！もっとタンポポたちと八men鳥メンバーを絡ませたいんですが…また出てきてくれるでしょうか八men鳥…。どうなるか分かりませんがこれからもちょくちょく読んでくださると嬉しいです！ (2021年8月1日 18時) (
レス) id: 12b55ffeba (このIDを非表示/違反報告)
まりな(プロフ) - はじめまして！この作品凄い好きです！クンチキタンポポも八men鳥もどっちも好きなので私得でしかない作品なので作って下さってありがとうございます！個人的にまた八men鳥が出るなら西くんとサケイ推しなので2人の絡みが見たいなと思います…！ (2021年8月1日 13時) (レス) id: 5bbf9f4adb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彗 | 作成日時：2021年6月27日 11時
