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気持ち ページ8

「.....お前、相当イカれてんな」





真希さんに冷たい視線を向けられる。



正直、自分でもそう思っていた。




でもAちゃんの生死を自分自身が握っていたあの瞬間、

確かに生かしてあげたいという感情と共に思い通りにしてみたいという感情が湧いたんだ。




.....僕は魅力的だと感じた人を従わせるのが趣味なのか?





「さっきから魅力的だの惹かれただの言ってるけどよ、要は好きってことなのか?」



「......どーだろうね」



「....だからお前のことなら言われなくても大抵分かるって言ってんだろ。

隠すの下手すぎ、バレバレだぞお前」





思わずため息をつく。



......バレてるならなんでわざわざ聞いたの。





「俗にいう一目惚れってやつか?」



「一目惚れ.....ではないと思う。

いや、この短い期間で好きになったって点では一目惚れって言うのかもしれないけど...」



「戦ってて、Aちゃんの色んなことを知れた気がするんだ。

どれほど母を失った喪失感が大きいのかとか、感情の変化が激しい性格とか、色々」



「もちろんAちゃんの顔とか雰囲気とか、そういうのも好きだよ。

でもそれだけじゃない。色々知った上で好きだって思ったんだ」





自分で言っててなんだかむず痒い。



なんでこんな暴露会みたいになってるんだ。



僕はてっきり真希さんには何もバレてないと思ってたのに。





「....そうか。ならまあ良かったわ。本当に好きそうだし」



「絶対誰にも言わないでね?

僕がAちゃんを好きなこととか、従わなくても生かすつもりだってこととか」



「はいはい、言わねえよ。まあパンダとか棘にはいずれバレそうだけどなあ」



「もしそうなっても絶対Aちゃんの耳には届かないように協力して」



「分かったって」





せっかくならAの部屋行ってきたらどうだ?と真希さんに提案される。





「Aちゃんの部屋に.....でも、男子が入るのってどうなんだろ」



「お前Aのこと思い通りに出来るんだろ?そんな心配要らねえよ」



「た、たしかに.....」

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設定タグ:呪術廻戦 , 乙骨憂太   
作品ジャンル:アニメ
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しろりん(プロフ) - 完結おめでとうございます!憂太くんの夢主ちゃんへの過保護っぷりが…ドキドキしました…夢主ちゃん…これからは怪我に気を付けてほしいな…憂太くんとお幸せに!☺💞 (4月30日 19時) (レス) @page47 id: 2a6843f9ca (このIDを非表示/違反報告)
cloudy1_11(プロフ) - 読んでると顔が◜𖥦◝ヌフフってなっちゃいます!(謎) (1月22日 20時) (レス) @page22 id: f03e70c477 (このIDを非表示/違反報告)
しろりん(プロフ) - とっても良いお話ですね!夢主ちゃんが…憂太くんと関わる事で…どう変わっていくか楽しみです!☺ (12月31日 11時) (レス) @page17 id: 2a6843f9ca (このIDを非表示/違反報告)
セネリオ - スター作者おめでとうございます!これからも応援し続けたいと思います。 (12月25日 7時) (レス) @page17 id: 48af94a731 (このIDを非表示/違反報告)
さとう - 初めまして、作品めちゃくちゃ面白いです!こんな私がいつのも変ですがこれからも作品作りしてくれると嬉しいです( *´꒳`* ) (12月13日 18時) (レス) @page7 id: 81b5ea6727 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:碓氷エマ | 作成日時:2023年12月10日 13時

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