公表 ページ42
にしても....
「案外あっさり終わったね。特級呪霊だったのに」
「まあ、そうだね。
隙さえ作っちゃえば倒せるような、特級呪霊の中でも弱いタイプだったからかな」
「私の呪力量だったら多分隙があっても倒せなかったと思うけど....」
....あれ、もしかして私いなくても倒せた？
特級呪霊だって聞いて焦って来ちゃったけど....
「でも、Aちゃんが来なかったら危うかったのは事実かな。
状況判断とか相手の隙をついたりするのは、Aちゃんの方が何倍も上手いから」
「そういう面で強いからこそ僕と互角なんだろうね」
憂太は私の心を読むことが出来るのだろうか。
私が今欲しかった言葉を欲しかった形で言われたもんだから、ついビックリする。
私がいたことで憂太が死ななかったのなら、本当に良かった。
「じゃあ、私2級呪霊を祓ってる呪術師たちの援護に行ってくるね」
「....待って」
ひらりと手を振ってその場を離れようとしたら、手を掴まれて立ち止まらせられる。
怒っているような、怒っていないような、そんな真剣な表情。
何か重要なことを話し始めようとしていることだけはちゃんと伝わった。
「ねぇ、気づいてるでしょ」
「たとえAちゃんが命令に従わなかったとしても、僕が君を殺すことはないって」
「それくらい、僕が君のことを大切にしてるって」
ドクっと心臓が波打つ。
「そうじゃなきゃ、命令を破ってまで僕を助けようとしないでしょ」
うん、そのとおりだ。
私は五条先生に言われて、自分でも違和感に気づいて、憂太からの感情にようやく気づいた。
....でも、憂太の言い分には間違ってるところが1つある。
「気づいてるよ。憂太が私を道具として見てるんじゃなくて、
真希とか狗巻くんとかパンダくんみたいに、大切な仲間として見てるって」
「でも、命令違反で憂太が私を殺さないってことを知ってるから命令を破ったわけじゃない」
「もし命令違反で私が殺される可能性があったとしても、
私は命令を聞かずに憂太のことを助けに来てたと思う」
「だって、私も憂太のことが大切だから」
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しろりん(プロフ) - 完結おめでとうございます！憂太くんの夢主ちゃんへの過保護っぷりが…ドキドキしました…夢主ちゃん…これからは怪我に気を付けてほしいな…憂太くんとお幸せに！☺💞 (4月30日 19時) (
レス) @page47 id: 2a6843f9ca (このIDを非表示/違反報告)
cloudy1_11(プロフ) - 読んでると顔が◜𖥦◝ﾇﾌﾌってなっちゃいます！（謎） (1月22日 20時) (レス) @page22 id: f03e70c477 (このIDを非表示/違反報告)
しろりん(プロフ) - とっても良いお話ですね！夢主ちゃんが…憂太くんと関わる事で…どう変わっていくか楽しみです！☺ (12月31日 11時) (レス) @page17 id: 2a6843f9ca (このIDを非表示/違反報告)
セネリオ - スター作者おめでとうございます！これからも応援し続けたいと思います。 (12月25日 7時) (レス) @page17 id: 48af94a731 (このIDを非表示/違反報告)
さとう - 初めまして、作品めちゃくちゃ面白いです！こんな私がいつのも変ですがこれからも作品作りしてくれると嬉しいです( *´꒳`* ) (12月13日 18時) (レス) @page7 id: 81b5ea6727 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：碓氷エマ
| 作成日時：2023年12月10日 13時
