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故意的 ページ27

「....!おしゃれ....」





白と黒が基調のモダンな内装。



装飾品はあまりなく、シンプルで小洒落ている。




なんだか憂太が来たかったと言うのもうなずける感じがした。





「ここのお店、サンドイッチが美味しいって有名でさ」



「Aちゃん甘い物あんま得意じゃないでしょ?

こういうお店の方が楽しめるかなって思って」





気になってメニューを開くと、

確かにそこには美味しそうなサンドイッチが数多く載っていた。



甘い物が苦手というのは誰にも公言していなかったので、

気づいてくれていたという事実が少し嬉しい。





「ありがと。でもいいの?本当は甘い物食べたかったとか....」



「ううん、それは大丈夫。僕もここのお店には一度行ってみたいって思ってたんだよね」



「....どうして私を誘ってくれたの?他にもついてくれる人なんてたくさんいるのに」





ついそんなことを聞いてしまった。



憂太はきょとんとした顔で首を傾げている。





「え、どうしてって....」



「Aちゃんとデートしたかったから?」





まるで何事もないかのように、憂太はそう言い放った。



思わず固まる私の表情。



この人は一体、どういう感情でそんなことを言っているんだろう。





「男女が2人で遊ぶことをデートって呼ぶのやめたほうがいいよ....」



「ん、僕なんか変なこと言った?」



「変なことっていうか、語弊が生まれるっていうか....」





おどおどしてる私の頬を掴んで、憂太は顔を近づける。





「ごめんごめん、わざとだよ」



「Aちゃんをからかいたくなっちゃって」





ふふ、と楽しそうに笑っている。



憂太は私の返答も聞かずに、勝手に店員さんを呼んで注文を始めた。





「わざとってなんなの....」

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設定タグ:呪術廻戦 , 乙骨憂太   
作品ジャンル:アニメ
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しろりん(プロフ) - 完結おめでとうございます!憂太くんの夢主ちゃんへの過保護っぷりが…ドキドキしました…夢主ちゃん…これからは怪我に気を付けてほしいな…憂太くんとお幸せに!☺💞 (4月30日 19時) (レス) @page47 id: 2a6843f9ca (このIDを非表示/違反報告)
cloudy1_11(プロフ) - 読んでると顔が◜𖥦◝ヌフフってなっちゃいます!(謎) (1月22日 20時) (レス) @page22 id: f03e70c477 (このIDを非表示/違反報告)
しろりん(プロフ) - とっても良いお話ですね!夢主ちゃんが…憂太くんと関わる事で…どう変わっていくか楽しみです!☺ (12月31日 11時) (レス) @page17 id: 2a6843f9ca (このIDを非表示/違反報告)
セネリオ - スター作者おめでとうございます!これからも応援し続けたいと思います。 (12月25日 7時) (レス) @page17 id: 48af94a731 (このIDを非表示/違反報告)
さとう - 初めまして、作品めちゃくちゃ面白いです!こんな私がいつのも変ですがこれからも作品作りしてくれると嬉しいです( *´꒳`* ) (12月13日 18時) (レス) @page7 id: 81b5ea6727 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:碓氷エマ | 作成日時:2023年12月10日 13時

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