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特別 ページ25

「色んなお店回ったけど、どれが良かった?」





何十着と見て回った服を思い出していく。



迷うまでもなく、一際印象に残った服が2着あった。





「憂太がおすすめしてくれた最初のお店の2着がいい」



「あのスカートとセーター?....大丈夫?僕に気遣ってない?」



「大丈夫。全然そういうことじゃない」



「ただ単に、あの服が一番刺さったの」





私のその言葉を聞いて安堵する憂太。





「そっか。それなら良かった」



「....でも、憂太が選んでくれたからっていうのもあるかもね」



「え?」





何事もなくすたすたとお店までの道を歩む。



そんな私の腕を、憂太は自分の方に引き寄せるかのように引っ張った。





「....今の、どういう意味」



「特に意味はない、から。忘れて」





売り切れちゃうかもだから早く行こ、と話題を逸らす。




正直、自分でもどうしてそんな言葉が出てきたのか分からなかった。



憂太が選んでくれた服だからなんだって言うんだ。



友達が選んでくれたから嬉しかったとか?




....それとも、また何か違った感情が湧いているの?





「あ、そうだ。Aちゃんの服は僕が買うから」



「え?何言ってるの。駄目だよ」



「だって君、元呪詛師だからって理由で給料8割くらい上層部に取られてるでしょ?」



「それはそうだけど....」



「ならいいよね?これは命令....んぐっ、」





そう言いかけた憂太の口を咄嗟に手で覆う。





「それは本当に駄目。それに私、1級だから差し引かれてもそれなりに持ってる」



「最後まで言えてないしこれは命令に入らないよね?」





憂太にまた命令されてしまう前に、急いで駆け出してお会計を済ませた。



ふふん、と勝ち誇った顔で憂太を見る。





「はぁ....本当に頑固だね、Aちゃん」

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設定タグ:呪術廻戦 , 乙骨憂太   
作品ジャンル:アニメ
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しろりん(プロフ) - 完結おめでとうございます!憂太くんの夢主ちゃんへの過保護っぷりが…ドキドキしました…夢主ちゃん…これからは怪我に気を付けてほしいな…憂太くんとお幸せに!☺💞 (4月30日 19時) (レス) @page47 id: 2a6843f9ca (このIDを非表示/違反報告)
cloudy1_11(プロフ) - 読んでると顔が◜𖥦◝ヌフフってなっちゃいます!(謎) (1月22日 20時) (レス) @page22 id: f03e70c477 (このIDを非表示/違反報告)
しろりん(プロフ) - とっても良いお話ですね!夢主ちゃんが…憂太くんと関わる事で…どう変わっていくか楽しみです!☺ (12月31日 11時) (レス) @page17 id: 2a6843f9ca (このIDを非表示/違反報告)
セネリオ - スター作者おめでとうございます!これからも応援し続けたいと思います。 (12月25日 7時) (レス) @page17 id: 48af94a731 (このIDを非表示/違反報告)
さとう - 初めまして、作品めちゃくちゃ面白いです!こんな私がいつのも変ですがこれからも作品作りしてくれると嬉しいです( *´꒳`* ) (12月13日 18時) (レス) @page7 id: 81b5ea6727 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:碓氷エマ | 作成日時:2023年12月10日 13時

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