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秘密 ページ20

そんな質問を投げかけられて、つい黙り込んでしまう。



そんなこと、考えたこともなかった。





「うーん.....まあ命を握られてるわけだし、絶対的な存在ではあるんだけど.....」



「怖いっていう感情は、あんまり湧かないかな。

憂太にとって私は好きに扱える道具みたいな物のはずなのに、冷たさは感じないっていうか....」



「寧ろ丁寧に扱ってくれてる気はする。それも戦略のうちなのかもしれないけど」





もっと雑に扱われるものだと思ってたからか、憂太からの扱いが妙に温かく感じる。



従ってる以上は有用性があるから優しくしてくれるのかな。



逆らったら突然怖くなるとかそういうこと....?





「.....こりゃバレるのも時間のうちだな」



「ん?なんか言った?」



「いや、気にしないでくれ」





気にしないで、なんて言うくせにくすっと笑っている。



絶対なにかあるでしょこれ....





「恋愛感情はないのか?憂太に対して」



「れ、恋愛感情?突然そんなこと聞くなんてどうしたの....?」



「あーいや、なんていうか、恋バナ?いつかはしてみたかったんだよなー女子と!」



「え、真希が.....?」





真希は恋愛なんて興味ないタイプのサバサバ人間だと思ってたのに。



でもそっか、真希も呪術師である以前に現役の女子高校生なんだもんな。



私が入るまで女子1人だったわけだし、興味が湧くのも仕方ないか。





「うーん、憂太に恋愛感情、か......」



「正直、今は湧かないかな。会ったばっかだし、なにせ私命握られてるし」



「でも―――」





少し目を逸らしながらも、恋バナがしたい真希のためになんとか声を出す。





「優しいところとか性格とか雰囲気とか、そういうのはタイプ.....かもしれないね」



「.....!まじか、」





好きってわけじゃないから誰にも言わないでね!と念を押す。





「また秘密にすることが増えちまったな.....」

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設定タグ:呪術廻戦 , 乙骨憂太   
作品ジャンル:アニメ
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しろりん(プロフ) - 完結おめでとうございます!憂太くんの夢主ちゃんへの過保護っぷりが…ドキドキしました…夢主ちゃん…これからは怪我に気を付けてほしいな…憂太くんとお幸せに!☺💞 (4月30日 19時) (レス) @page47 id: 2a6843f9ca (このIDを非表示/違反報告)
cloudy1_11(プロフ) - 読んでると顔が◜𖥦◝ヌフフってなっちゃいます!(謎) (1月22日 20時) (レス) @page22 id: f03e70c477 (このIDを非表示/違反報告)
しろりん(プロフ) - とっても良いお話ですね!夢主ちゃんが…憂太くんと関わる事で…どう変わっていくか楽しみです!☺ (12月31日 11時) (レス) @page17 id: 2a6843f9ca (このIDを非表示/違反報告)
セネリオ - スター作者おめでとうございます!これからも応援し続けたいと思います。 (12月25日 7時) (レス) @page17 id: 48af94a731 (このIDを非表示/違反報告)
さとう - 初めまして、作品めちゃくちゃ面白いです!こんな私がいつのも変ですがこれからも作品作りしてくれると嬉しいです( *´꒳`* ) (12月13日 18時) (レス) @page7 id: 81b5ea6727 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:碓氷エマ | 作成日時:2023年12月10日 13時

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