席 ページ11
「じゃあ主役も来たことだし、早速食べるか」
決して大きいとは言えない四角いテーブルの周りに、座布団が5枚敷いてある。
なんとなく憂太の隣の席に座った。
するとなんだか不服そうな顔で憂太はこっちを見ている。
「.....ん？どうしたの？」
「ここ、座って」
憂太は自分の座席を指差しながらそんなことを言う。
「あ、席交換したいってこと？」
「ううん、違う。僕の膝の上においでって言ってるの」
「.....へ？」
脳の処理に時間がかかる。
.....いや、ますます言ってる意味が分からないです。
「僕に従ってくれるんでしょ？」
「僕がおいでって言ったら、来なきゃ駄目だよね」
ほら、おいで。と自分の膝を叩く憂太。
私は羞恥心のあまり顔が真っ赤になる。
.....だって思わないじゃん！
従うっていうのが、こういうことさせられるってことなんて....！！
でも従うって一度行ってしまった手前、断ることなんて出来るはずもなく。
誰にも顔を見られないよう隠しながら、憂太の膝の上に乗った。
「ん、出来たじゃん。偉い偉い」
「.......馬鹿。従うって、雑用とかさせられるのかと思ってたのに......」
「そんな生易しいこと僕がすると思う？まだまだ僕のこと何も知らないね、Aちゃんは」
「それに僕は言ったはずだよ。
『今みたいに簡単な命令だと思ってたら後々痛い目見るかもね』って」
満足そうな顔で私をじっと見つめる。
その顔が妙にイラッとして、思わず睨みつけた。
「憂太やってんなあ」
「あいつの従わせたいってこういう感じのこと指してたのか？
.....これ、もしかしてA脈アリでーすってやつ？」
「......さあな」
「あ、真希絶対知ってんだろこれ！吐け！」
「だーかーら知らねえっての！」
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しろりん(プロフ) - 完結おめでとうございます！憂太くんの夢主ちゃんへの過保護っぷりが…ドキドキしました…夢主ちゃん…これからは怪我に気を付けてほしいな…憂太くんとお幸せに！☺💞 (4月30日 19時) (
レス) @page47 id: 2a6843f9ca (このIDを非表示/違反報告)
cloudy1_11(プロフ) - 読んでると顔が◜𖥦◝ﾇﾌﾌってなっちゃいます！（謎） (1月22日 20時) (レス) @page22 id: f03e70c477 (このIDを非表示/違反報告)
しろりん(プロフ) - とっても良いお話ですね！夢主ちゃんが…憂太くんと関わる事で…どう変わっていくか楽しみです！☺ (12月31日 11時) (レス) @page17 id: 2a6843f9ca (このIDを非表示/違反報告)
セネリオ - スター作者おめでとうございます！これからも応援し続けたいと思います。 (12月25日 7時) (レス) @page17 id: 48af94a731 (このIDを非表示/違反報告)
さとう - 初めまして、作品めちゃくちゃ面白いです！こんな私がいつのも変ですがこれからも作品作りしてくれると嬉しいです( *´꒳`* ) (12月13日 18時) (レス) @page7 id: 81b5ea6727 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：碓氷エマ
| 作成日時：2023年12月10日 13時
