四十二夜。 ページ43
貴「アレンっ！」
アレン「！A！？」
Aの声に気づいてそちらを見たアレンだったが、お互いの姿はAKUMAの大群によって確認できなくなった。
『どうするどうする？殺す？』
冗談じゃない。こんなところで殺されるなんて絶対に嫌だ。
Aは腰に手を伸ばす。
その時だった。粒を入れている袋が開いていることに気づいたのは。
貴「嘘っ…！？」
バッと見ると、すでにパラパラといくつか海に落ちていっている。
Aは急いで閉めた。
そして銃を片手に握りしめる。
貴「爆破してやる」
『は？』
ドンッ！と大きな音が鳴る。
真横にいたAKUMAの頭に見事命中し、爆発した。
『こんな状況でよく反撃しようと思ったなぁエクソシ…』
私を掴んでいたAKUMAと、その周りにいたAKUMAにも弾丸を撃ち込む。
次々に爆発しながら破壊されていくが、数には敵わないようで…
『ムダムダ！』
すぐに他のAKUMAに捕まれてしまう。
貴「っ、離せ！」
『やぁだね』
ギリッ、と歯を鳴らしてAはとにかく撃ちまくる。
その時、突然右のほうで大きな爆発音が鳴った。そして姿を現したのは白い物体。
貴「何あれ…？」
白い物体の少し向こうに、小さな村も見えた。
それに気を取られた一瞬の間に、Aの体は突然何かにすごいスピードで掴まれた。
貴「…っ！？」
気づいた時には、地面に足をついている。
アレン「A！無事でよかった！」
目の前にいるのはアレンとリナリー。
どうやらリナリーがイノセンスで助けてくれたらしい。
リナリー「アレンくんが教えてくれたの。Aも捕まってるって…」
左耳に顔を近づけて話してくれるリナリー。
Aは二人にありがとう、と礼を言った。
貴「…さっき、小さな村があった。このままじゃ多分死人が出るわ。私が村人達を避難させる。だから行ってきてもいい？」
アレン「もちろん僕は構いませんが…気をつけてくださいね」
リナリー「うん。お願いするわ」
貴「ありがとう。行ってくるね」
Aの頭の中は白い物体の正体よりも、村人たちの避難のことでいっぱいだった。
リナリーがアレンに尖落ちの説明をするのは、Aが村に駆け出してすぐ後のことだ。
銃の中にはまだ結構、弾丸が残ってる。
これを使い切ってでも、死人は出させない。
千年伯爵に目をつけられる悲しみを持つ人が出ないように。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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アストル(プロフ) - 私もｐｓｐなんですよねｗｗｗ分かりました！ (2013年8月21日 19時) (
レス) id: bba23fb03b (このIDを非表示/違反報告)
春蘭(プロフ) - でも、何かをダウンロードしたらできるとか…まぁ、できたら連絡しますww (2013年8月21日 15時) (レス) id: 475c7bd0d0 (このIDを非表示/違反報告)
春蘭(プロフ) - あ、じゃあ俺のは無理ですねww俺PSPなのでww (2013年8月21日 15時) (レス) id: 475c7bd0d0 (このIDを非表示/違反報告)
アストル(プロフ) - はい！そうです！…調べてみたんですけど、全国もののふと通信するのが出来るのは【PSVita】だけみたいでした…、 (2013年8月21日 15時) (レス) id: bba23fb03b (このIDを非表示/違反報告)
春蘭(プロフ) - バージョン1.04ですか？ (2013年8月21日 15時) (レス) id: 475c7bd0d0 (このIDを非表示/違反報告)
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