二十一夜。 ページ22
それから三日が経った。
わずかに差し込む陽の光で、Aはゆっくり目を開けた。
「…おぉ、目を覚まされたか。A嬢」
声のする方を見ると、目周りが真っ黒のおじいさんがこちらを覗き込んでいる。
意識が徐々にはっきりと戻り、Aはバッと体を起こした。
貴「ここは…？病院？」
怪我をしていた体には丁寧に包帯や治療が施されている。
「街が正常化したそうだ。わしらは怪我をしているA嬢達を治療する為やってきた」
貴「…どこかでお会いしませんでしたか？」
「ほぉ、まだ覚えておったとは」
まだ幼い頃、クロスと一緒に行った戦場で迷子となってしまった時、助けてくれた人がいた。
確かその人の名前は、
貴「ブックマン！」
ブック「あぁ、その通りじゃ。お綺麗になったの、A嬢」
思い出したAは笑顔でブックマンの手を取り握手をする。
本当に久しぶりだ。
ふと、壁の方に目をやると、オレンジ色の髪の青年がこちらを見ていた。
貴「あなたは…」
容姿は覚えているのだが、名前が出てこない。
ラビ「あん時はじじいが教えてくれなかっただろ。俺の名前はラビ」
貴「ラビ…。でも会ったことは覚えてるよ。久しぶり」
微笑むとラビの頬が少し赤くなった。
貴「ブックマンとラビはなんでここに？確か…何かの歴史を記録するのが仕事だったよね？」
それに、十字架のついたコートを着ている。
今はエクソシストをしているのだろうか？
ラビ「ちょっと訳ありなんさぁ」
貴「…記録すべき歴史がここで動き出した、とか？」
思ったことを口に出すと、ブックマンとラビの顔つきが変わった。
まさか本当に当たるとは。
ブック「鋭いのぉ、A嬢。その体の傷、全てがAKUMAのものではなさそうじゃな」
貴「え？…これは、ノアにされたんです」
ラビ「そう。そのノアの出現。それが今回俺らがエクソシストになった事と関係あるんさ」
ブック「詳しい説明は室長殿がするじゃろう。今は体力の回復に努めなされ」
これ以上、詮索するのはやめた方がいいかもしれない。
Aはそう考えて、ブックマンとラビについての質問をやめた。
ブック「あぁそれとなA嬢。潰されていた右耳はゆっくりじゃが再生し始めておる。しばらくは聞こえづらい状況が続くじゃろう」
そう言われてみると話し声が左耳でしか聞き取れないことに気付く。
貴「分かりました」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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アストル(プロフ) - 私もｐｓｐなんですよねｗｗｗ分かりました！ (2013年8月21日 19時) (
レス) id: bba23fb03b (このIDを非表示/違反報告)
春蘭(プロフ) - でも、何かをダウンロードしたらできるとか…まぁ、できたら連絡しますww (2013年8月21日 15時) (レス) id: 475c7bd0d0 (このIDを非表示/違反報告)
春蘭(プロフ) - あ、じゃあ俺のは無理ですねww俺PSPなのでww (2013年8月21日 15時) (レス) id: 475c7bd0d0 (このIDを非表示/違反報告)
アストル(プロフ) - はい！そうです！…調べてみたんですけど、全国もののふと通信するのが出来るのは【PSVita】だけみたいでした…、 (2013年8月21日 15時) (レス) id: bba23fb03b (このIDを非表示/違反報告)
春蘭(プロフ) - バージョン1.04ですか？ (2013年8月21日 15時) (レス) id: 475c7bd0d0 (このIDを非表示/違反報告)
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