【名探偵コナン】僕と彼女が息た道 《始まりの物語編 Part.2》

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寤side



楽しい楽しいキャンプから帰ってきたと思ったら、すぐ日にちが過ぎていき新学期へと突入する。


寤「……行きたくない」


コナン「入学初日に休む気か？」


寤「その方がミステリアスで魅力的だと思わない？」


コナン「思わねぇよ」


小学校初日。


昨日、博士の家で会った子供たちに「やっと明日学校で会えるね！」なんてハイタッチしていたというのに


朝になり小学校に行くという実感が湧いてきていやだと騒ぐ私。


大人気ない……高校生なんて大人じゃないけど、大人気ないよ……。


コナン「遅れるぞ」


寤「胃が……」


コナン「蘭姉ちゃん！行ってきます！」


蘭「行ってらっしゃい！気をつけていくのよ」


今日はまだ休みだという蘭に手を振り、新ちゃんに手を引っ張られながら家から出た。


夏休み中いつも通ってた道も、何故か新鮮に感じる。


こんなランドセルを背負って道を歩く時が来ると思わなかった……。


寤「私、今日学校に行ったら悪いことが起きる気がする」


コナン「へーへー」


腕を引かれながらも少し抵抗し歩き続け小学校の門をくぐった。


コナンくんと待ち合わせとかで来たことのある小学校だけど、こんな大きかったかな……？


身長が縮んだからでかく見えるだけとは思えない。


歩美「あ！寤ちゃんだ！」


寤「あぁ！おはよう！」


歩美「おはよう！やっと会えたね！」


小学校に着くなり駆け寄り声を掛けてくれる歩美ちゃんは安定の天使だ。


歩美ちゃんと、光彦くんと元太が自然に集まり話しているところに合流していた哀ちゃん。


ここだけならいつもと変わらないのにね……。




。。

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