【名探偵コナン】僕と彼女が息た道 《始まりの物語編 Part.2》

60 ページ11

薇side



薇「あーあー、えー、」


コナン「遊ぶな。」


新一から借りた蝶ネクタイで適当に回して遊ぶ。


カチカチとなる音がまた回したくなる音なんだよな


薇「問題！この声は誰？……あー」


コナン「俺だよ。」


薇「え、すごい！正解できたねぇ！コナンくん！」


コナン「……はぁ」


薇「なんだい。そのため息は」


コナン「それは目暮警部」


薇「そんな顔しないで。新ちゃん♡」


コナン「あぁ！母さんの声で話すなよ！」


薇「いいじゃないの。照れちゃって」


コナン「そろそろ怒るぞ。」


キッと睨む新一は、コナンくんの見た目だから睨んでも何故か怖くない。


薇「へへ、こんな凄いもの持ってたんだね。……眠りの小五郎はこうして出来てたのかぁ」


コナン「気づいてたのか？」


薇「猫探しばっかりしてた小五郎さんが急に推理始めるんだもの。少しおかしいとは思ってた。」


まぁそうだよなと新一は頭をかいた。


逆に蘭が気づいてないことが驚きだけど


薇「ねぇ、新ちゃん。」


コナン「なんだよ。」


薇「ねぇ、ね。新ちゃん」


コナン「……」


薇「しーんちゃん。」


コナン「馬鹿にしてんのか？」


頬をつんつんしながら言うと、痺れをきらしたようで


さっき哀ちゃんが私の足を手当してくれた時出てきた包帯を取り出した。


薇「あ、頭はまかなくていいよ。内部の問題だからね。」


コナン「違ぇよ。」


薇「え……なに？」


。

61→←59

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す