【名探偵コナン】僕と彼女が息た道 《始まりの物語編 Part.2》

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薇side



薇「意味がわからないよ。」


コナン「だろうな。」


ずっと天国だと思い込んでた私は、水を持って戻ってきた哀ちゃんの話で


現実世界なんだと理解した。


薇「私は私じゃなくなって……


薔薇は居なくなったことにしないといけない？」


コナン「そうだ。」


哀「黒ずくめの組織は貴方が本当に死んだのか家や周りを調査するのよ。」


薇「薔薇じゃなくなったら私は誰になるの？」


コナン「俺たちのように新しく小学一年生としての生活が始まる。


身を隠して生きないといけない。周りに危害を加えさせないために」


薇「だからコナンとして私の近くにいたのに、新一だって教えてくれなかったわけ？」


コナン「……あぁ。」


なんだよ。こんな近くに新一はいたのか。


可愛い可愛い言ってたコナンくんは新一だった。


薇「待って、私コナンくんに新一の話相当してた気がする。」


コナン「中西の話とかだろ？知ってるよ。あいつがお前に気があったことくらい。」


……恋愛に関して脳みそがないこの人が、知ってるってどういうこと？


薇「え、まずいつから？」


コナン「お前が中3の時から」


薇「……中西くんって中学一緒だったっけ？」


コナン「覚えてねぇのかよ。お前の隣だったじゃねぇか」


そうだっけと頭を捻っても全く思い出せない。


薇「はは、私記憶力なくてさ」


コナン「3年前の記憶から無くなってく鳥頭なんだろ？そんなのも知ってるけど、


中3の頃はまだ2年前だ」


薇「へへへ、そうだっけ？」


あぁ、コナンくんが新一だってやっと頭が理解してきたよ。


こんなこと知ってるの新一だけだもんな。


。

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