【名探偵コナン】僕と彼女が息た道 《始まりの物語編 Part.2》

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寤side



哀ちゃんに借りた服を部屋に置くと、リビングに戻る。


これからここで生活するのかぁ。


家族と過ごすことも最近なかったし、家に人がいると言うのが懐かしく感じた。


蘭「とりあえず、お風呂はいっておいで？」


寤「あ……うん。」


ご飯の準備をしている蘭は私に言った。


コナン「蘭姉ちゃん、ラップ貰っていい？」


蘭「うん、いいけど。」


コナン「ありがとう！」


何をするのかと思っていたら私にお風呂場を案内した。


脱衣所に入ると扉を閉め鍵を閉めた。


寤「え、なに。一緒にはいるの？」


コナン「バーロー、違ぇよ。座れ」


言われた通り床に座ると、私のスカートを捲る。


寤「……今襲われてる？」


コナン「違ぇって」


スルスルと包帯を取るとガーゼを取った。


ふと見た自分の足。


コナン「見ない方がいい」


寤「……吐きそう。」


私の太ももには2個穴の空いたような傷があった。


痛々し過ぎて、口を抑える。


傷のある場所に新しくガーゼ置くとラップで巻き、両端をテープで貼った。


コナン「今日はこのまま入れ。」


寤「お湯は？」


コナン「入んない方がいいだろうな。」


寤「ちぇ。」


コナン「明日からは外してはいるからな。」


寤「え、治るまでこれじゃダメなんですか。」


コナン「それじゃあ、治るもんも治んねぇんだよ。」


明日から痛みに耐えてお風呂に入るなんて、もうお風呂なんか入りたくない。


新ちゃんは何も言うことなくラップを持って脱衣場から出ていった。



。。

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