嫌われ者は愛されたい！！【wrwrd】 (ページ11)

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10話ページ11

えっ…確かに貴方様って言ってたけど…僕のこと知らないのかな？嫌われてるっていうか虐めてきてるの他のクラスもなのに……まさかこの人も転校生？

A「あっえっと……すいませんでした…ろっロボロさんは転校生さんですか？」
rb「せやで！この時間までおったんは学校の構造を知るためや！それより、なんなん？これ…めちゃくちゃになっとるやんな」
A「私もさっき来てなってただけなので…分かりません」
[Aはイジメを何度も受けており、このことは日常茶飯事な為、クラスの人とその友達がやった事は知っている。しかし、そんな話を他人にするほど心がやつれてダメになっている訳では無かったのである。また、昔同じ状態になって相談した相手がイジメ側に回った事がある為、その事も考えて❝言えない❞という方が正しいのかもしれない]

rb「そうなんか……よし！綺麗になったな！」
A「すいません…ありがとうございした」
rb「せや！どうせなら一緒に帰らん？女の子一人で帰らすのもあかんやろし」
えっ……ついさっき知り合ったばかりなのに…
A「大丈夫ですよ…一人で帰ってもなにかされる訳じゃないですし」
rb「じゃあ、俺が一緒に帰りたいんよ！あかん？」
ん”っ何この人、身長ほとんど一緒だけど私の方が多少高いから上目遣いになってて可愛いっ！
A「わっ分かりましたっ」
rb「ええん！？ほなカバン持ってくるから待っとってな〜！」
[そう言い、ロボロは自分のクラスに急いで戻っていくのであった]

っはぁ〜……可愛すぎたっ雑面の隙間から見えた桃色の瞳が綺麗すぎたしっ今日はいい事だらけ…明日もきっと何か言われるけど…今日のこと思い出せば頑張れそうな気がする
A「よしっ明日も頑張ろっ！」
[そう独り言を言っているとまた扉が開く音が聞こえる。先程のロボロかと思い振り向くが…]
A「ロボロさ……あれ？えっと…コネシマ…さん？」
kn「おん、俺も忘れもんしとったみたいでな！戻ってきたとこやねん！」
え？でも転校してきたばかりだから忘れ物というか持ってくるものほとんどなかったんじゃ？今日はプリントも配られてないし……シャーペンとかかな？まぁ、気にしても仕方ないか
kn「…水嶋も帰るやろ？一緒に帰ろうや！」
A「えっあっ…嬉しいのですが、先程別の方と帰る約束入れてしまって…」
kn「…へー誰なん？」
A「えっt」
rb「ごめんな〜待たせてしもうて…ん？コネシマやん！」
kn「ロボロ？どうしてここに？」