【僕のヒーローアカデミア】無個性の私でもヒーローに… (ページ8)

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No.6 ページ8

「ヘイ！」

誰かの声が聞こえる

「ヘイ！！」

誰……？

薄っすらと目を開けた

「ヘッ…あ」

目の前には憧れのヒーローであるオールマイト

「良かったーーーー！！」

オ…オールマイト！！？

『トぁあああ！？』

本物！？本物のオールマイト！？

「元気そうで何よりだ！！」

No.1ヒーロー:オールマイト

「いやぁ悪かった！！敵退治に巻き込んでしまった。いつもはこんなミスしないのだがオフだったのと慣れない土地でウカれちゃったかな！？」

ＨＡＨＡＨＡと豪快に笑うオールマイト

「しかし。君のおかげさありがとう！！！」

どこからかコーラのペットボトルを取り出し私に見せた

「無事詰められた！！！」

そこには先程の敵が見事に詰められていた

生だと、やっぱり画風が全然違う！！！

『サイっサイン！何かに…』

焦げたノートが目に入った

『あっこのノートに…』

ノートをバッと開いた

『してあるー！！！』

ノートにはＡＬＬＭＩＧＨＴ！の文字が

『わあああ～！！！ありっありがとうございます！！家宝に！！家の宝に！！』

嬉しい！嬉し過ぎるっ！！

もう死んじゃても良いかも……

なんてバカな考えをしていると

「じゃあ私はこいつを警察に届けるので！液晶越しにまた会おう！！」

私に背を向けたオールマイト

『え！そんな…もう？まだ…』

正直行ってほしくない

「プロは常に敵か時間との戦いさ」

待って！！まだ…！聞きたいことが…

「それでは今後とも…応援よろしくね＿＿＿＿＿＿＿＿」

脚力で高く飛んで行こうとするオールマイトの脚にしがみついていた

「ってコラコラーー！！」

あれ？何でついて来ちゃったんだろう？

自分でも疑問に思う

無意識の内に…

「放しなさい！！熱狂が過ぎるぞ！？」

グイグイと放そうとするオールマイト

対象に私はがっちりと脚にしがみつく

『今…放すと…死んっ…！！死んじゃいます…！』

そう正論を唱えると

「確かに！！」

ピタッと動きを止めた

『私…！あなたに直接っ…！！色ろ色々…わっ！あなっ…』

風圧のせいか上手く喋れない

「オーケーオーケー。わかったから目と口閉じな！」