自称オタク三兄弟がアニメの世界にトリップしました!! (ページ14)

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13.決断ページ14

私達の生活はだんだん安定してきた
お金の余裕は心の余裕とはよく言ったものだ。
だがこうして私は考える余裕が出来た。決断の時、ハッピーエンドなんてそうそうできるもんじゃない、もっとももといた世界は選択の余地などなかったが...。
私は主人公にはなれない、よくて三流の悪役と言ったところだろう。もともと性格がひねくれてる私は主人公になろうだなんで思わない。ならば、ひねくれてる私はまっすぐにひねくれよう、清々しいほど騙し脅し裏切り捨てて拾って捨てようそして殺そう、きっと大丈夫成功するさ、私はひねくれてるから話し合って仲直りしようなどはなから思ってないし期待していない。で、具体的にはどうするかって??敵どうしを仲良くするにはどうするか??

簡単だ、共通の敵がいればいい。

敵を騙すにはまずは味方から騙す。大丈夫きっとやれる、嘘をつくことに罪悪感はないでもこの後自分に降りかかる事を考えたら動けない。結局自分が一番可愛いと再確認した、でもやろう誇ろう損をすることがわかっているうえで損をすることができるのは人間の特権だ。それは素晴らしいことだと。正義などエゴだ、だって悪役からすれば正義の味方は悪なのだから。

A｢大丈夫大丈夫。私は悪役だ、そんでもって正義の味方だ｣

私は決断する。さあ、騙し愛の始まりだ。