メイド編 第3話 ページ4
「さてと、まずはお前から自己紹介しろ。新しいペットの自己紹介は、最後だ。」
そう言いながらロン毛は私を案内してくれたチャラ男を指さした。
「わかったよ、兄さん。」
チャラ男はフフッと笑って一歩私に近づく。
「ブレスト家次男、ウェロム・ブレストです。」
言いながらチャラ男は私の手の甲にキスをした。
「っ！？」
「よろしくね。」
……鳥肌立ったわ。てか、こいつこの館の主人の弟かいな。
冷めた目でチャラ男を見ていると、
「さてと……次はお前だ！」
そう言ってロン毛は、未だに床に這いつくばっているＭ男を指さした。
「はいよ……。」
よっこらしょとＭ男が立ち上がり、私の前に立つ。
「クライア家長男、スカイ・クライア。よろしく。」
ん? 思ったよりまともな挨拶だ。
「はい、よろし」
「言っておくけどな！」
おい遮るな。後叫ぶな。
突然大声出したらビックリするだろうが。
「ウェルムは俺のだからな！」
……なんなんだコイツは。いきなり何を言い出すんだ。
訳のわからない発言に、目を白黒させる。
「スカイ、訳のわからんこと言ってないで床に這いつくばってろ。」
心底イヤそうな顔をしながら、ロン毛はＭ男を睨んだ。
「………………イイぜ、その顔………！」
あ、救いようのない変態だこいつ。
高揚した顔で、Ｍ男はその場に這いつくばった。
何この絵、シュール。
「さて、気を取り直して………。」
ロン毛は私の方をジッと見る。
「貴様の自己紹介の番だ！」
テンション高いなロン毛。
「さぁさぁ！己をアピールするがいい！」
………何をアピールすればいいんだ。
「………アルサ・カルビアです。」
名前以外に言うことないし……。ていうか、こいつら私の名前知ってるだろ。
「……それだけか？」
ん？、という感じで訊いてくるロン毛。
それだけですよはい。
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Usana(プロフ) - 飽き性さん» あぁ！返信遅くなっちゃってごめんなさい(-_-;)コメントありがとうございます！苦労人ヒロイン可愛いですよね！更新頑張ります！ (2017年3月13日 19時) (
レス) id: f425269609 (このIDを非表示/違反報告)
飽き性(プロフ) - こういうヒロインが苦労人の話大好きです！更新がんばってください！(*^_^*) (2017年1月10日 11時) (レス) id: 2748bea7af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SAN | 作者ホームページ：http://http://uranai.nosv.org/u.php/hp/suirinko3m1/
作成日時：2015年12月10日 21時
