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指定されたのは近くのカフェで、
平日のこの時間は人が少ない。
今の弟さんの姿がどんな姿かは分からないけど
蘭くんと同じ美形だし、目元もそっくりだから
一目見たらすぐに分かると思う。
言われた時間の少し前に来てみたが、
数人の女の子が囲っている男性…
女の子達で見えないけど、
もしかして竜胆さんかな？
何となくデジャブなんだけど…
隙間から顔を確認しようと覗き見ると
丁度目が合って、、、
｢あ〜いたいた。｣
女の子達を跳ね除けてこっちに…って
やっぱりなんかデジャブ…。
｢Aちゃん…だよね？｣
『あ、はい。竜胆さん？』
｢ん、そう。場所変えよっか、選んだとこミスったわ。ついてきて。｣
｢いつもは少ねえのになあ｣と言いながら
店を出る背中を早歩きで追いかける。
何がとは人…というか女の子達のことだろう。
確かにこの時間帯はいつも少ない。
運が悪かったんだろうね。
『あの、携帯渡すだけなのでここで良いですよ。』
｢いや、なんか奢る。手間かけただろ。
なんか食いてえもんある？｣
『え、えぇ…』
朝ごはんをまだ食べてないから丁度いいが、
蘭くんの携帯を持ってきただけだし
そもそも竜胆さんに払わせる筋合いはなくないか？
｢あそことかどう？｣
突然立ちどまり、彼が指を指した先にあったのは
最近出来たばかりの和菓子を取り扱った喫茶展。
テレビの特集で取り上げてられており
甘いものを作るのも食べるものも大好きな私は…
『いただきます。』
｢そうこなくちゃ。｣
見事なほど釣られるのだ。
前に蘭くんとデートに行った時に
｢すぐに詐欺られそう｣と言われたのを思い出した。
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スイ(プロフ) - 鮭るすさん» ありがとうございます！占ツクはだいたい1000文字前後の奴が人気的なの聞いたので、それなら良かったです！期待に添えますように、私なりに頑張りますから、どうぞ宜しくお願いします✨ (2021年12月7日 16時) (
レス) id: 771f7046af (このIDを非表示/違反報告)
鮭るす(プロフ) - 失礼します🙇好きな作品で更新の度楽しく拝見しております☺️私的には一話で充分な話の量で満足度高いかなと感じております...！個人の感想ですが、そのままの構成で全然バッチグーです！これからも更新楽しみです！頑張って下さい✨ (2021年12月6日 23時) (レス) @page29 id: 5e1e537420 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：suiren | 作成日時：2021年11月18日 5時
