･ 蘭side ページ18
｢Aもうちょい掛かりそう｣
バックヤードから先に出てきたのは
彼女の友達の愛里ちゃん。
Aと家の方向が違うから
途中まで一緒に帰っている。
｢ね、蘭さんって引越しの予定とかあんの？｣
｢ん〜 無いかな〜。｣
悪戯めいた彼女の顔は確実に何かを企んでる顔。
といっても、いつも悪戯されてるのは
Aちゃんな訳で、俺と結託して悪戯してる。
まあAちゃんの反応が可愛いからであって
俺らに悪い面は一切無い←
｢Aが蘭さんとお家離れてて寂しいんだってさ。｣
｢え？ほんと？｣
｢ホント。さっきポロッと愚痴ったんだもん。｣
待って何それ。
ちょー可愛いじゃん。
確かにAちゃんとは家が離れていて
何なら真逆だし不憫ではあったが…
｢何でも、蘭さんとすぐに会えないだってさ｣
｢最高じゃん。｣
｢同棲したら？って聞いたら
恥ずかしいだってさ。お隣に住みたいだって。｣
俺とすぐ会いたいのに
それはそれで恥ずかしいってこと？
何それ可愛い。
お隣に引越ししたら多分俺自分の部屋に戻らず
永遠にAちゃんの部屋に浸ってる気がする。
｢
｢とか言って大体蘭さんが
毎度一方的に決めてるけどね。｣
｢俺愛里ちゃんに嫉妬しそう。
Aちゃんと居る時間長いし
そんな可愛い事聞けるし。｣
｢はん、私の特権です。てか、可愛い事なら
多分蘭さんの方が聞いてる。｣
・
『お待たせ。』
｢お、噂をすればなんとやら｣
俺らの表情を見たのと同時に
何かを悟ったような顔をする。
あたふたしてて可愛い。
｢Aちゃん、俺とお家離れてて寂しいって？｣
『え？』
やば。予想通りすぎるくらい面白い反応してる。
しまったという風な顔で俺らの表情を見ては
頬を赤らめたりちょっとムッとしたり…。
｢じゃあ二人でお話しよっか。｣
そう言うと唸りながらこっちに来る。
そんな姿が可愛すぎて彼女がこっちに到達する前に
腕を引っ張って胸の中に閉じ込めた。
｢あ〜もう始まった。言わなきゃ良かった。｣
そうやってぶつくさ言う愛里ちゃん。
なんだかんだ言って、俺とAちゃんの
キューピットみたいなとこあるけど…。
『なんで言うのさ〜。蘭くんも苦しい。』
｢唸りながら来るのが猫みたいで可愛くてついね。｣
さあて、どうやって一緒の部屋に住むように
ガードの固いこの子を説得しようかな。
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スイ(プロフ) - 鮭るすさん» ありがとうございます！占ツクはだいたい1000文字前後の奴が人気的なの聞いたので、それなら良かったです！期待に添えますように、私なりに頑張りますから、どうぞ宜しくお願いします✨ (2021年12月7日 16時) (
レス) id: 771f7046af (このIDを非表示/違反報告)
鮭るす(プロフ) - 失礼します🙇好きな作品で更新の度楽しく拝見しております☺️私的には一話で充分な話の量で満足度高いかなと感じております...！個人の感想ですが、そのままの構成で全然バッチグーです！これからも更新楽しみです！頑張って下さい✨ (2021年12月6日 23時) (レス) @page29 id: 5e1e537420 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：suiren | 作成日時：2021年11月18日 5時
