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書記長は今日もAの仕事を片付けていた。いつものようにある隈は、寝ても消えなくなってしまった。エナジードリンク、珈琲と繰り返しながら飲んでいる。このままでは彼は過労死してしまう。幹部の心配も知らず、黙々と机に向かうだけの日々。そんな彼を透明人間は見守っていた。
彼は透明人間の笑顔を見ることが好きだった。決してそれは恋愛感情ではない。昔の透明人間は、笑顔が少なく生き人形のようだった。だが、だんだん笑顔が増えていって、彼を手こずらせるほどには問題児になったのだ。大変といえば大変だが、その成長はとても嬉しかったらしい。
「…叱らせてや…」
悲しそうに顔をゆがめ、机に突っ伏す。3日間寝ていない彼はそのまま寝てしまった。
『…ありがとう、でも程々にしてな。死んじゃうから…』
透明人間は彼に自分が付けていたマントをかけた。少しは寒くなくなったかな。本当に、程々にしてな。そんなことを呟きながら透明人間は空になった瓶をゴミ箱へ投げ捨てた。
「こ、れ、Aの、マント…？」
透明人間が去った後、起きた彼はマントを握りしめて泣いた。
その泣き声は透明人間に届かなかった。
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クロ - この小説面白くてとても好きです!更新頑張ってください! (2019年6月24日 18時) (
レス) id: 742d7b4b1c (このIDを非表示/違反報告)
Nana - めっちゃ好きです！更新頑張ってください！ずっと応援してます！ (2019年4月3日 3時) (レス) id: b4c04ad472 (このIDを非表示/違反報告)
しらす(プロフ) - こう言う作品ほんと好き好きちゅっちゅ！更新頑張ってぇ！ (2019年3月23日 9時) (レス) id: 721cc084cb (このIDを非表示/違反報告)
にくとり(プロフ) - 毎回更新楽しみにしてます！これからも更新楽しみにしてます！頑張ってください！！！ (2019年3月21日 17時) (レス) id: da46d6a5c2 (このIDを非表示/違反報告)
白堊 - 更新来たぁぁってなってました( ﾟーﾟ) (2019年3月17日 10時) (レス) id: cf81f76ffe (このIDを非表示/違反報告)
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