久しぶりの潤くんち 和也Side ページ19
「ねぇ潤くん。どうするの？これから。」
俺は、いつ死ぬのか、分からないし、潤くんには、迷惑かけたくない。
(潤)「あー。そうだよね。あのさ。和の、気持ち聞いてもいい？そのうえで決めよ。今年は、ライブできなさそうだし。」
やっぱり、潤くんには、かなわないなー。今、はなそうとしたところだし。
「うん。あのさ。俺は、潤くんに迷惑をかけたくない。メンバーにも。それが、一番。でも、死ぬのが怖い。いつ死ぬか分からないし、悪化するのも分からないから、怖い。風邪ひいたら、危ないから、ずっと、そばにいてほしい。毎年、風邪ひいちゃうし。もちろん、潤くんは、俺よりも、体が弱いし、年末年始絶対、熱出ちゃうでしょ。だから、その時は、俺が、潤くんを支えるし。とにかく、メンバーには、言わないでほしい。無理してほしくない。」
潤くんは、だまったまま、俺の、頭をなでてくれた。すごくうれしかった。安心した。
いつもだったら、潤くんが、するはず無いし、俺だってこんなにあまえない。
俺の、全てを知ってる潤くんには、甘えることができた。
なぜか。
「あのさ。潤くん。ありがと。」
恥ずかしいけど。言わないと。
あー。でも、腰が痛い。激痛ってほどじゃないけど。今は、言ったらダメだよね。
(潤)「和。言ってくれてありがと。腰、痛くなったら、言ってね。今みたいに何にも言わなかったらダメだよ。」
そう言いながら、俺の、腰をさすってくれた。
「えっ。なんで。」
ほんとになんで、分かったの？
俺が、腰が痛くなったの。
(潤)「あー。だから、和は、ほっとけないんだよ。がまんして、言わずに、かくして。とりあえず、ベッドに行こ。まだ痛いんでしょ。ほら。肩貸すよ。」
潤くん。君は、ほんとに、何でも分かるんだね。だからこそ。
俺は、
君のことが
「好きだよ」
恋愛対象として。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 7人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：翠奈 | 作成日時：2021年8月21日 15時
