セピアせんせーい！ヘルプミー！吐血が止まりませぬ！ ページ4
入学式
藍色の髪の他学年の先生に恋をした。目で追いかけるけど話しかけられると顔を見れない。
そんな自分は、先生が率いる吹奏楽部に入った。
元パーカッションの先生がドラムを叩く姿はスマホで隠し撮りする程かっこよかった。
苗字に被りがあるから名前で呼ばれることになったが
「未里さん」
「な、何ですか？」
「パートで吹いている時は力が抜けて良い音なのに先生の前ではかなり力が入ってて堅苦しいですね。緊張してるんですか？」
「いえ」
「姿勢が駄目なのかな...咥え方？...譜面台の高さは大丈夫みたいだし....」
先生式無言タイム。
「他に待っている人もいないようですし、2人きりで姿勢からもう一回やりましょう」
「え、あ、」
「個別レッスンというやつですよ。どうしたんです？顔、赤いですよ？あ、冷房入れないと」
「あ、せ、先生」
「何ですか？」
「駄目だって知ってるんですよ。だけど、言っておかないと駄目だから、と、取り敢えず」
「はい」
「先生のことがす、好きな、なんです！」
言った瞬間先生の顔つきが変わった。
「あーぁ、今年もですか。俺目当てで入ってくる奴、毎年居るんですよね。そうですか、まぁ、貴女はそこそこ吹けてるんで良いですけど」
こんなの先生じゃない。サディスト、無慈悲。
「あまり俺をからかうなよ」
「先生？」
「こういうのは生徒と先生という関係が無くならないとですね...勉強はこちらで全て教えるのでこれから先生の家で住むようにしてくださいね。あ、学校は来なくて良いですよ」
「え、あ、はい」
「良い返事ですね。それじゃ、近くのコンビニで待ってて下さい。車出してきます」
「さっきの事、言ったらどうなるか....分かってますよね？」
教室を出る間際に先生が言い放った一言。それは部員を叱咤激励する時よりも低く、その場が凍るような迫力があった。
「さて、あの娘はどう調理しようかな」
廊下にその声が微かに響いた。
そのことを浮かれていた未里は知らない。知らない方が幸せと思う。
「決めた、あの綺麗な目がホシイな」
名無しさんつ[ハンカチ]さて、私はゾムしゃんと遊びま((死→←な、名無し殿！ヤンデレフジは如何かな？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 7人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：睡眠酸素と【 】 | 作者ホームページ：ホームページの追加は禁じます。
作成日時：2016年7月28日 17時
