まだまだだこの名無しには敵わないな！ヒラを召喚し相手のデッキのカードを１枚ランダムに消去！ ページ2
今より、70年弱昔。世界大戦中の何でもない日常。いや、彼にとっては......
「任務おつかれさまー」
「あ、君か。そっちこそお疲れ」
「一本吸う？」
「遠慮しておくよ」
背中合わせで座る僕と君。来週には、嫌だけど僕は征く運命。
「ねぇ、また、また逢えるよね？」
「心臓が動いてる限り僕は君に会いに行くよ」
嘘。僕が行くのは最前線。会える確率は極めて小さい。
「ヒラ。大好き」
「何の冗談？」
「会えないかもだから言っておいただけ。じゃ、また明日」
だけど、明日になっても君は来なかった。
会いたくないのか、それとも....
年月は君を隠して、奇跡と言うべきか僕は怪我なく本国へ戻ってこれた。列車から降りると、見慣れた黒髪が風になびいていた。
「中尉になったんだね」
「どうしたんだ、なんでいきなり会いに来るんだよ」
彼女に僕の声は届かないみたいで
「そっか、良かった。無事だったんだね。まだ居たいんだけど、時間みたい」
僕の問いには何も答えない。
「時間ってなんだよ」
「じゃあね、また来世。ヒラ君」
桜の花びらとともに彼女は消え散った。
ロケットに入れた写真の中の彼女が『逢えて良かった』と言ったように思える
数年前に別れてその時の帰り道に軍人に道を譲らなかった。ただそれだけで彼女は向こうに行ってしまった。
「ヒラ中佐、誰の写真ですか？」
「昔の友人さ」
まだこの戦は終わらない。終わったら海が見える家を作ろう。
彼女が見たいと言っていた海。
そしたらまた、逢いにくるかな
な、名無し殿！ヤンデレフジは如何かな？→←睡眠酸素のターン！ドロー！キヨを攻撃表示で召喚！
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作者名：睡眠酸素と【 】 | 作者ホームページ：ホームページの追加は禁じます。
作成日時：2016年7月28日 17時
