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「どこに向かってるんですか？」
「服屋。お前の事拉致ったから最低限の物しかないだろ？ボスが買ってやれって。」
帰りの車内にて、明らかにアジトの方とは真逆の方面に向かっているためまさか立て続けにスクラップをさせられるのかと思い聞いたが、どうやら身の回りのものを買ってくれるらしい。
着いたのはなにやら高級そうなブティック。
此処は彼の管轄のお店らしい。
反社の管轄といえば夜の煌びやかなお店が多いイメージだがまさかアパレル系にも手を出しているとは。
さすが日本最大、最悪の組織だ。
「好きなの選んでこい。決まったら呼んでくれ。」
女ってこういうの時間かかるんだろ、なんて背を向けた鶴蝶さんのスーツの裾を掴んだ。
「なんでもいいです。ていうか選んでくれませんか？鶴蝶さんの好みのものを着ます。」
「………何となくは聞いたが、それが素なのか？
あまり灰谷を虐めてやるなよ。あ、弟の方な。」
まったく…とため息をついた鶴蝶さんになぜ竜胆の名が出てくるのかを聞いたが「いや…なんでもない。」と呆れたような目で見られた。
その後、十分過ぎるほどの服を買ってもらい、
さすがに下着は自分で選べよ、とお店の前に降ろされたため中へ入ろうとした時に聞こえてきた色気のある声。
「あれ〜？偶然♡」
ふんわりと香る煙草となにやら色気のある香水……と、女性がつけるような甘ったるい香り。
「…灰谷蘭さん」
「何でフルネーム？なに、下着買うの？俺選んであげるよ」
ここの可愛いよね〜なんてするりと腰に手を回してくるあたりこの人は相当慣れているし私より下着のデザインに詳しそうだった。
◇
◇
「あ、これ可愛いじゃん。これもレースがいい感じ。てか数いるよね？全部買おっか。」
選んでくれるのは助かるのだが蘭さんが手に取るもの…全てサイズがドンピシャなのは聞いても良いのだろうか。まぁ、この人だし、見れば大体分かるのだろうと納得することにした。
「ね、これ着てみて？んで見せてよ。」
渡された1着のそれは黒でなかなか透け感が目立つもの。一応お嬢様育ちな私はそんな華美なものを身につけたことは無いのだが、ほらほら〜と試着室に押し込まれてしまった為仕方なく身につけ、カーテンを開けた。
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睡魔ちゃん(プロフ) - チョコプリンさん» こちらにもコメントをくださりありがとうございます。とても嬉しいです。いつか番外編のようなものが出せたらいいなと思っています！！ (2022年2月18日 23時) (
レス) id: 0343b2f4d3 (このIDを非表示/違反報告)
チョコプリン(プロフ) - コメ失礼致します💦好きな子を一途に大切に思っている竜胆に惚れました…いい味出して下さるお兄様も最高です🥰素敵な作品をありがとうございます！ (2022年2月15日 11時) (レス) id: e53e09d499 (このIDを非表示/違反報告)
肯定ぺんぎん(プロフ) - 睡魔ちゃんさん» 睡魔ちゃん様が私のお話を読んで頂いていたとは…感無量です！！身に余るお言葉、本当に嬉しいです。新作、早速お気に入りさせて頂きました！更新お互い頑張りましょうね！ (2022年2月6日 22時) (レス) id: c944845778 (このIDを非表示/違反報告)
睡魔ちゃん(プロフ) - 肯定ぺんぎんさん» はじめまして、コメントありがとうございます！貴方様のお話、読ませていただいております！私とは比べ物にならないくらいの語彙力と表現力に仰天しました。お互い執筆頑張りましょうね！ (2022年2月5日 19時) (レス) id: af7842152a (このIDを非表示/違反報告)
肯定ぺんぎん(プロフ) - 睡魔ちゃん様、はじめまして。初コメ失礼いたします。最初からずっと読ませて頂いておりました。まっすぐ愛してくれる竜胆に心を溶かされました…素晴らしい作品に出会えて嬉しいです。完結お疲れ様です！次作も楽しみにしております！ (2022年2月5日 11時) (レス) @page30 id: c944845778 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：睡魔ちゃん | 作成日時：2022年1月19日 20時
