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「…だめ、落ち着かない。」
与えられた広すぎる個室。
皆同じフロアに部屋があるみたいだが、
広すぎる上に防音仕様のため生活音のひとつも聞こえてこない。
元いた組織では毎晩ボスや幹部の誰かしらに呼ばれていたからここ数年夜にまともに眠るなんてことをしたことがない。
逆に気が狂いそうだと判断した私は部屋から出て斜め向かい側のドアをノックした。
◇
◇
「どうかしたか？」
「いや、なんかあの部屋に1人で寝るの落ち着かなくて。だから一緒に寝てくれない？」
「…は！？」
何か変な事を言ってしまったのだろうか。
竜胆は目を見開いて驚き心なしか少し顔が赤い。
なにやら念仏を唱えるようにぶつぶつと呟いているが、やはり今日会った得体の知れない女が同じベッドにいるのは嫌悪感があるものなのだろうか。
「何で俺、」
「いや、消去法。ボスの部屋は知らないし九井さんは潔癖そうだから嫌がられるかなって。あとの人はよく知らないし、竜胆なら受け入れてくれるかなって。…だめ？」
駄目なら戻るわ…と背を向けると後ろからまだ何も言ってねぇだろと腕を少し強めに掴まれた。
「いいけど、……何もしねぇからな。」
「…あ、そっち？それは別にどっちでもいいんだけど…てかそれ男の人の方から言うことあるんだね。」
お前本当、調子狂う…と謎に怒られながら同じベッドへと入る。冷え性な私は暖を求めて無意識に擦り寄っていたらしい。
「竜胆、心臓うるさ。…でもなんか落ち着く。」
「……まじで黙って早く寝ろ。」
男の人とこんなにくっついて寝るの、何年ぶり…というか、初めてなんじゃないかな。
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睡魔ちゃん(プロフ) - チョコプリンさん» こちらにもコメントをくださりありがとうございます。とても嬉しいです。いつか番外編のようなものが出せたらいいなと思っています！！ (2022年2月18日 23時) (
レス) id: 0343b2f4d3 (このIDを非表示/違反報告)
チョコプリン(プロフ) - コメ失礼致します💦好きな子を一途に大切に思っている竜胆に惚れました…いい味出して下さるお兄様も最高です🥰素敵な作品をありがとうございます！ (2022年2月15日 11時) (レス) id: e53e09d499 (このIDを非表示/違反報告)
肯定ぺんぎん(プロフ) - 睡魔ちゃんさん» 睡魔ちゃん様が私のお話を読んで頂いていたとは…感無量です！！身に余るお言葉、本当に嬉しいです。新作、早速お気に入りさせて頂きました！更新お互い頑張りましょうね！ (2022年2月6日 22時) (レス) id: c944845778 (このIDを非表示/違反報告)
睡魔ちゃん(プロフ) - 肯定ぺんぎんさん» はじめまして、コメントありがとうございます！貴方様のお話、読ませていただいております！私とは比べ物にならないくらいの語彙力と表現力に仰天しました。お互い執筆頑張りましょうね！ (2022年2月5日 19時) (レス) id: af7842152a (このIDを非表示/違反報告)
肯定ぺんぎん(プロフ) - 睡魔ちゃん様、はじめまして。初コメ失礼いたします。最初からずっと読ませて頂いておりました。まっすぐ愛してくれる竜胆に心を溶かされました…素晴らしい作品に出会えて嬉しいです。完結お疲れ様です！次作も楽しみにしております！ (2022年2月5日 11時) (レス) @page30 id: c944845778 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：睡魔ちゃん | 作成日時：2022年1月19日 20時
