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目が覚めると、椅子に座らされ手足が拘束されていた。拘束といえるほどきつく締められてないけど。



「起きたか。」

その声に顔を上げると目の前に白髪で短髪の隈が酷すぎる同い年くらいの男の人。
私たちを囲むようにして先程の白髪美人、紫ウルフ、紫七三分け、ピンク髪、顔面に傷、顔面に傷その2が立っていた。
個性が強いなここの組織は。
しかも揃いも揃って美形ときた。あそこのむさくるしさとは大違いだ。


「いくつか聞きたい。
お前はあの組織で何をしていた。」

「ハッキングと事務です。経理とかも。」

「その腕はどこで身につけた?」

「別に…。やれと言われたからやっていただけで。」

そう答えると周りからは様々な声が上がる。
七三分けは口笛を吹いてからかうような音を出しているしピンク髪にはなぜか舌打ちをされた。
見るに、この白髪短髪さんがここのトップか。
たしかに、どこかカリスマ性のようなものを感じる。


「…単刀直入に言おう。お前のそのスキルを買いたい。言う通りにするなら何不自由ない生活は保証する。」

「断ったらしねますか?」

「それは許さない。」


なんだ、選択肢ひとつしかないんだ。
でも考えたらそうだよね、使いたいに決まってるよね。だってあの時渡したデータ、多分私ぐらいしか入手できないくらい頑丈なセキュリティ張ってたもん。


「…新しいご主人様ってことですか。分かりました。飽きたらさっさと頭ぶち抜いてくださいね。」

「話が早くて助かる。…専用の部屋を用意させるから今日はゆっくり休め。早速明日から仕事してもらう。」


リンドウ、縄を解いてやれ。とその人は紫ウルフに言うと背中を向け部屋から出ていってしまった。去り際に「佐野万次郎だ。」と名乗って。
ゆっくり休めって、隈が酷い人に言われても…と言うのは我慢した。

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設定タグ:東京リベンジャーズ , 灰谷竜胆   
作品ジャンル:恋愛
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睡魔ちゃん(プロフ) - チョコプリンさん» こちらにもコメントをくださりありがとうございます。とても嬉しいです。いつか番外編のようなものが出せたらいいなと思っています!! (2022年2月18日 23時) (レス) id: 0343b2f4d3 (このIDを非表示/違反報告)
チョコプリン(プロフ) - コメ失礼致します💦好きな子を一途に大切に思っている竜胆に惚れました…いい味出して下さるお兄様も最高です🥰素敵な作品をありがとうございます! (2022年2月15日 11時) (レス) id: e53e09d499 (このIDを非表示/違反報告)
肯定ぺんぎん(プロフ) - 睡魔ちゃんさん» 睡魔ちゃん様が私のお話を読んで頂いていたとは…感無量です!!身に余るお言葉、本当に嬉しいです。新作、早速お気に入りさせて頂きました!更新お互い頑張りましょうね! (2022年2月6日 22時) (レス) id: c944845778 (このIDを非表示/違反報告)
睡魔ちゃん(プロフ) - 肯定ぺんぎんさん» はじめまして、コメントありがとうございます!貴方様のお話、読ませていただいております!私とは比べ物にならないくらいの語彙力と表現力に仰天しました。お互い執筆頑張りましょうね! (2022年2月5日 19時) (レス) id: af7842152a (このIDを非表示/違反報告)
肯定ぺんぎん(プロフ) - 睡魔ちゃん様、はじめまして。初コメ失礼いたします。最初からずっと読ませて頂いておりました。まっすぐ愛してくれる竜胆に心を溶かされました…素晴らしい作品に出会えて嬉しいです。完結お疲れ様です!次作も楽しみにしております! (2022年2月5日 11時) (レス) @page30 id: c944845778 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:睡魔ちゃん | 作成日時:2022年1月19日 20時

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