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何年の月日が経っただろうか。
いつものように作業をしていると突然聞こえてきた銃声。部屋にいた数人の幹部が慌てて出ていった。相当強い相手らしく、組織の人間たちの叫び声が聞こえた。
「…襲撃?ちょうどいいや。」
この生活から解放されるのならたとえ死だとしてもご褒美だ。この部屋は建物の1番奥、おそらくあと10分ほどは待つことになる。
「…最後だし、やってみたかったところ入っちゃお。」
ウチもそれなりのでかい組織。
しかし、近頃勢力を増しているとある組織を近々傘下にしたいとボスが言っていたことを思い出した。まぁ、そいつはきっと今頃体が穴だらけになっているかもしれないが。襲撃してきたのはおそらく同業。つまり同じ裏の人間だ、この生活から解放してくれるお礼になにかに役立ててください〜とでも言って渡してやろう。
カタカタとキーボードを打つ指に思わず力が入る。どこか楽しさを感じていた。
◇
◇
「ん〜ばっちり。なんでも出来るじゃん私。」
「……女か。やりずらいな。」
「……、あぁ。」
自画自賛をしたのと同時に開かれたドアと聞こえる2人分の声。
顔を上げると、白髪美人と紫ウルフイケメンがこちらに向かって銃を向けていた。
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睡魔ちゃん(プロフ) - チョコプリンさん» こちらにもコメントをくださりありがとうございます。とても嬉しいです。いつか番外編のようなものが出せたらいいなと思っています!! (2022年2月18日 23時) (レス) id: 0343b2f4d3 (このIDを非表示/違反報告)
チョコプリン(プロフ) - コメ失礼致します💦好きな子を一途に大切に思っている竜胆に惚れました…いい味出して下さるお兄様も最高です🥰素敵な作品をありがとうございます! (2022年2月15日 11時) (レス) id: e53e09d499 (このIDを非表示/違反報告)
肯定ぺんぎん(プロフ) - 睡魔ちゃんさん» 睡魔ちゃん様が私のお話を読んで頂いていたとは…感無量です!!身に余るお言葉、本当に嬉しいです。新作、早速お気に入りさせて頂きました!更新お互い頑張りましょうね! (2022年2月6日 22時) (レス) id: c944845778 (このIDを非表示/違反報告)
睡魔ちゃん(プロフ) - 肯定ぺんぎんさん» はじめまして、コメントありがとうございます!貴方様のお話、読ませていただいております!私とは比べ物にならないくらいの語彙力と表現力に仰天しました。お互い執筆頑張りましょうね! (2022年2月5日 19時) (レス) id: af7842152a (このIDを非表示/違反報告)
肯定ぺんぎん(プロフ) - 睡魔ちゃん様、はじめまして。初コメ失礼いたします。最初からずっと読ませて頂いておりました。まっすぐ愛してくれる竜胆に心を溶かされました…素晴らしい作品に出会えて嬉しいです。完結お疲れ様です!次作も楽しみにしております! (2022年2月5日 11時) (レス) @page30 id: c944845778 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:睡魔ちゃん | 作成日時:2022年1月19日 20時