検索窓
今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:13,065 hit

35話。 ページ7

A「んなっ、ざ、残像っ!?」



なんと私が投げた御札を当てた相手は、鬼本体ではなく残像だった。じゃあ...本体はっ...



鬼「ここだよ。お馬鹿さん。」


A「っ!がっ...」



鬼がいつの間にか、一瞬で私の前に現れ私の腹部辺りに蹴りを繰り出す。
その一発が重く、吹っ飛ばされた私は木に勢い良く当たり、その木が倒れたほど。

久し振りに感じる。命の危機を。



A「ぐ...ぅ...」









私の意識は____そこで途絶えた。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

いや...だ...よ!お....いちゃ....



お兄ちゃん!




A「っは...!」



目覚めて始めに見たのは_茶色い天井。
それにこの感触、布団の上にいるのか私...?



A「ここは...痛ったぁっ!」



起き上がると、背中に激痛が走る。
すんごい痛さ...こんなの数百年振りだわ...



「...!起きたのですね!ですがまだ起き上がらない方が良いです、安静にしてて下さい。」



二つ縛りをした蝶の髪飾りをつけている女の子が、私の横に座っていた。
誰なんだろう...?



A「あの...」


アオイ「ああ!申し遅れました。私は神崎アオイです。怪我をした鬼殺隊士の面倒を見ております。」


A「私は葉月Aです。あの、ここは一体...?」


アオイ「ここは蝶屋敷という所です。貴方は倒れている所を、隠という方々が発見し、
  この屋敷で治療をしました。柱のしのぶ様の屋敷でもありますが...
  貴方は一般人でしょうか?発見されたとき隊服を着ていなかったようですし...」


A「あ、はい。確かに私は鬼殺隊には入っていません。」


アオイ「成る程。なら、御家族はいらっしゃいますか?」


A「家族...?あっ!ああーーーーっ!!」


アオイ「静かにしてください!」


A「す、すみません。あの、私とおんなじ服を着た紫髪の女の子と栗色の髪をしていて、
  ミミズクのような髪型をした女性は見ませんでした!?」


アオイ「その方達なら、しのぶ様と一緒に柱合会議に向かわれました。何やら話があるとか...」


A「そ、そうなんですか...あの、今、その柱合会議とやらに私行きたいんですけど...」


アオイ「駄目です!そんな体で歩くなんて!それに、彼処は割って入れる訳じゃないんですから!」


A「...はい...」

36話。→←34話。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (22 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
44人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

福ミカン - mioさん» 応援ありがとうございます!頑張りますね! (2020年3月14日 9時) (レス) id: 10a8b4099c (このIDを非表示/違反報告)
mio - 更新頑張ってください!応援しています!! (2020年3月13日 18時) (レス) id: 2668335830 (このIDを非表示/違反報告)
福ミカン - 煮柚都さん» 応援ありがとうございます!これからも頑張ります! (2020年2月6日 6時) (レス) id: 10a8b4099c (このIDを非表示/違反報告)
煮柚都(プロフ) - 東方系少ないので嬉しい!これからも頑張ってください! (2020年2月5日 21時) (レス) id: bf27443c25 (このIDを非表示/違反報告)
福ミカン - ミリアさん» ありがとうございます!これからも宜しくお願いします! (2020年1月1日 18時) (レス) id: 10a8b4099c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:福ミカン | 作者ホームページ:http  
作成日時:2020年1月1日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。