35話。 ページ7
A「んなっ、ざ、残像っ!?」
なんと私が投げた御札を当てた相手は、鬼本体ではなく残像だった。じゃあ...本体はっ...
鬼「ここだよ。お馬鹿さん。」
A「っ!がっ...」
鬼がいつの間にか、一瞬で私の前に現れ私の腹部辺りに蹴りを繰り出す。
その一発が重く、吹っ飛ばされた私は木に勢い良く当たり、その木が倒れたほど。
久し振りに感じる。命の危機を。
A「ぐ...ぅ...」
私の意識は____そこで途絶えた。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
いや...だ...よ!お....いちゃ....
お兄ちゃん!
A「っは...!」
目覚めて始めに見たのは_茶色い天井。
それにこの感触、布団の上にいるのか私...?
A「ここは...痛ったぁっ!」
起き上がると、背中に激痛が走る。
すんごい痛さ...こんなの数百年振りだわ...
「...!起きたのですね!ですがまだ起き上がらない方が良いです、安静にしてて下さい。」
二つ縛りをした蝶の髪飾りをつけている女の子が、私の横に座っていた。
誰なんだろう...?
A「あの...」
アオイ「ああ!申し遅れました。私は神崎アオイです。怪我をした鬼殺隊士の面倒を見ております。」
A「私は葉月Aです。あの、ここは一体...?」
アオイ「ここは蝶屋敷という所です。貴方は倒れている所を、隠という方々が発見し、
この屋敷で治療をしました。柱のしのぶ様の屋敷でもありますが...
貴方は一般人でしょうか?発見されたとき隊服を着ていなかったようですし...」
A「あ、はい。確かに私は鬼殺隊には入っていません。」
アオイ「成る程。なら、御家族はいらっしゃいますか?」
A「家族...?あっ!ああーーーーっ!!」
アオイ「静かにしてください!」
A「す、すみません。あの、私とおんなじ服を着た紫髪の女の子と栗色の髪をしていて、
ミミズクのような髪型をした女性は見ませんでした!?」
アオイ「その方達なら、しのぶ様と一緒に柱合会議に向かわれました。何やら話があるとか...」
A「そ、そうなんですか...あの、今、その柱合会議とやらに私行きたいんですけど...」
アオイ「駄目です!そんな体で歩くなんて!それに、彼処は割って入れる訳じゃないんですから!」
A「...はい...」
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福ミカン - mioさん» 応援ありがとうございます!頑張りますね! (2020年3月14日 9時) (レス) id: 10a8b4099c (このIDを非表示/違反報告)
mio - 更新頑張ってください!応援しています!! (2020年3月13日 18時) (レス) id: 2668335830 (このIDを非表示/違反報告)
福ミカン - 煮柚都さん» 応援ありがとうございます!これからも頑張ります! (2020年2月6日 6時) (レス) id: 10a8b4099c (このIDを非表示/違反報告)
煮柚都(プロフ) - 東方系少ないので嬉しい!これからも頑張ってください! (2020年2月5日 21時) (レス) id: bf27443c25 (このIDを非表示/違反報告)
福ミカン - ミリアさん» ありがとうございます!これからも宜しくお願いします! (2020年1月1日 18時) (レス) id: 10a8b4099c (このIDを非表示/違反報告)
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