青色と非日常と.2 ページ4
「んーじゃあどんな遊びがあったん？俺らはボードゲームみたいなのしかないけどすまほとかいう機械あるくらいなんやから俺らのところにないようなゲームとかないん？」
『ボードゲームは私の世界でもありましたよ。ここにないのでいうとそうですね……擬似戦争ゲームとかありましたよ。』
「擬似戦争ゲーム？」
『はい。世界のどこかの国のトップに自分がなって外交したり戦争して自分の領土を広げたり、みたいなゲームですね』
「うへぇ……グルちゃんが好きそうや」
『ふふ、多分好きだと思います』
「他は他は？何があるん？」
『そうですね……』
思い出しながらゲームや食生活、前の世界では当たり前だった事を話していった。
鬱先生はへぇ〜！とかそれほんま！？とか目を輝かせながら私の話を聞いてくれた。
……ああ、甥っ子を思い出すなぁ。
ようやくスラスラと話せる様になった甥っ子を思い出す。
まだ出会ってない物について話すと嘘だぁ！！とかすごいねぇ！！だとかのいい反応をくれる。
その反応がすごく好きでたまに嘘をついてバレて怒られたりもしたっけなぁ。
「……Aちゃん」
『？どうしました？』
「……た」
『？』
「終わった！！終わったで！！」
『……！！すごい！！すごいです！！』
ほら！！すっからかんやで！！と空っぽの未処理書類用紙入れの箱を見せて嬉しそうにする鬱先生。
何故か私も嬉しくなって一緒に喜んだ。
すると何故か鬱先生の顔が笑顔から困惑の顔になる。
「……あーあのAちゃん？」
『？はい？』
「頭……」
『頭？……あっ！！！ご、ごめんなさい！！』
やってしまった。
私は無意識に鬱先生の頭を撫でてしまっていたらしい。
甥っ子が褒めて褒めてと言う時に頭を撫でて褒めていた癖が出た……！！
恥ずかしい……と顔を隠すように手を当てていると手首を掴まれどこかへ運ばれた。
同時に手のひらにさっき感じた感触。
『……へ』
「僕めっちゃ頑張ったと思うんよ」
『そうですね……？』
「そんでな？さっきの別に嫌じゃなかってん」
『は、はい……』
「やから……もーちょい撫でて？」
『っ！！は、はい……』
恐る恐る撫でるとふへへ、と顔を緩ませる鬱先生。
ああもう、そんな顔こっちがドキドキしちゃうじゃないか。
嬉しそうに笑うもんだから私も照れながら笑った。
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.＊桜餅＊.@柿の種軍団_副団長(プロフ) - 凄く面白くて、最初から一気に読んでしまいました！私も作者やってますが、こんなに素敵な作品作れません…！体調に気を付けて更新頑張って下さいね！応援してます！ (2021年1月10日 22時) (
レス) id: 61b4604950 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 低評価荒らしでしょうか…？反抗するためといってはなんですが、星10を押させて頂きました、これからも応援してます！頑張ってください！ (2020年12月15日 23時) (レス) id: e30e1010c9 (このIDを非表示/違反報告)
蓮 - 続編おめでとうございます！！とても読みやすくて好きです！更新頑張ってください！応援してます！ (2020年12月14日 1時) (レス) id: dc1a08746a (このIDを非表示/違反報告)
わらび餅ｨ(プロフ) - 続編おめでとうございます！！これからも楽しく読ませて頂きます！(￣^￣)ゞ (2020年12月6日 15時) (レス) id: a969f38b6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：螢 | 作成日時：2020年12月5日 20時
