伝記:革命.2 ページ50
隠密に行動出来る奴は最低でももう一人欲しい、誰か知らないか、と黄緑の彼に尋ねると「ちっこくてすばしっこいやつならおるで」と返ってきた。
黄緑の彼に付いて彼の所へ向かうと彼は面布をしていて表情がわかりにくかったが驚いている様だった。
話を持ちかけると彼は「誰も布付けてる俺を馬鹿にせぇへんか？」と問いかけ黒の彼は「しない。俺の仲間はそんな事をするような奴らではない」と返した。
なら仲間になるわ、と桃の彼が仲間になった。
戦略を練れる奴が仲間に欲しい、と赤の彼は考えた。
黒の彼だけでも計画は成功するとは思うが対等に考えられる別の意見が欲しいと思った。
その話を黒の彼にするとうってつけがいる、と向かった先は国一番の図書館。
公でできる話ではない為、筆談で話を通すと男は紙に綺麗な字で「私で良ければ」と書いた。
そうして茶の彼が仲間になった。
計画を詰めよう、としていた時に空の彼が仲間にしたい奴がいる、と提案してきた。
彼曰くその男は新人なのにどんな銃でも使いこなせ命中率も中々のものだと言う。
その話を聞いた黒の彼は空の彼に「面白い、ならば勧誘してきてくれ」と頼んだ。
空の彼は任せろ、と言って男の元へと向かった。
男に話をしてみると簡単にいいですよ、と頷いた。
空の彼は何故了承したのかを尋ねると男は「最先端の銃使いたいやないですか」と答えた。
そうして赤紫の彼が仲間になった。
赤紫の彼は同期にとてもいい奴がいる、と空の彼に提案した。
面白そうだ、と感じた空の彼はその男の元へ行き話を持ちかけた。
男は目を丸くしてしかし面白い、と言ったふうに赤紫の彼がいるし面白そうだから仲間になる、と答えた。
そうして橙の彼が仲間になった。
黒の彼の号令により革命は始まった。
赤、白、空、黄の彼が前線を開き後ろから黒、緑、青、茶の彼が追う。
黄緑と桃の彼はダクトを使って奇襲を繰り広げた。
赤紫と橙の彼は外壁の砦から他の砦や庭に出ている軍人を銃で撃つ。
結果として彼ら革命軍は王から降伏の宣誓を聞き、国を受け渡す事を条件に亡命を許可した。
それからは目まぐるしく変わった。
革命軍のメンバーは全て軍幹部になり部隊も細かく分けた。
また最先端技術を使うために新しい師団も作った。
前の軍にいた軍人は賛同するものは残留、賛同できないものは国王と亡命しろ、と命令した。
そしてここに黒の彼、グルッペン･フューラーが総統となってW国は生まれ変わった。
これが今のW国になるまでの話。
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みかん - おおおおおお面白いっ!!頑張って下さい 失踪しないで貰えると助かります (2020年11月28日 2時) (
レス) id: 400c5ef02d (このIDを非表示/違反報告)
ばか - 神ですか？神ですね (2020年11月27日 20時) (レス) id: c631d10487 (このIDを非表示/違反報告)
レーナ（アンテファン） - 続き楽しみにしてまーす！！！頑張れんこん！ (2020年11月12日 19時) (レス) id: c89295cbe6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：螢 | 作成日時：2020年10月3日 14時
