捜索と分担と ページ17
監視カメラ等の管理をしているロボロが名乗りを上げた。
俺は黒髪の腰くらいまでのロングヘアーで目は黒目、洋服の特徴などを伝えロボロはそれをインカムで部下に探すように伝える。
しかし国から出ているものは皆外に出るからとローブなどを被っていたために髪や顔の判別ができず該当する人間を見つけることは出来なかったようだ。
ロボロはそうか、ありがとうなと言ってインカムを切った。
「ダメやわからんかったわ……」
「変装してる可能性もあるやんなぁ」
「あー流石にそれされたら終わりや。カメラじゃわからん」
黒髪とか珍しい方やし、と言うチーノにそれやったら無理無理、と首を振るロボロ。
となるとかくなる上は。
「仕方ない。4方向に一人ずつ捜索させるぞ」
「誰行かすん」
あんまり国から幹部出したくないんやけど、と続けて呟くトン氏にふむ、と考えて人選を練る。
「そうだな。ひとらん、ショッピ、大先生、ゾム……でどうだ」
「……っす」
「女の子探すって仕事なら俺はええよ〜」
「ん。了解」
「なんで俺？」
「ゾムは俺と一緒に家行ったろ。匂い覚えてると思ってな」
「あ〜匂いで探せってこと？犬みたいやんな」
「嗅覚が優れとるからなお前は」
きょとんとするゾムに嗅覚を頼りにしている事を告げるとヒッヒッヒ、と笑うゾム。
変装しているなら匂いでも探さんと見落とす可能性があるからな。
「さて方向だが……」
「俺絶対東嫌やわ」
方向を言うよりも先にスパッとNG国を伝えるゾム。
あまりの反応の速さに思わず笑いが零れる。
「言うと思った。ひとらん東でええか？」
「いいよ」
「南は大先生。お前や」
「え〜嫌やあんな治安悪いとこ」
「だからや。偵察連隊長ならなんも勘づかれずに帰って来れるやろ」
「北はショッピ」
「うわ、寒いやん……」
「暖かくしていけ。というわけでゾムは西な」
「へーい」
「明日から捜索してくれ。何かあれば伝書鳩を飛ばすように」
「「「「了解」」」」
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みかん - おおおおおお面白いっ!!頑張って下さい 失踪しないで貰えると助かります (2020年11月28日 2時) (
レス) id: 400c5ef02d (このIDを非表示/違反報告)
ばか - 神ですか？神ですね (2020年11月27日 20時) (レス) id: c631d10487 (このIDを非表示/違反報告)
レーナ（アンテファン） - 続き楽しみにしてまーす！！！頑張れんこん！ (2020年11月12日 19時) (レス) id: c89295cbe6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：螢 | 作成日時：2020年10月3日 14時
