来訪と発覚と ページ15
日が変わってからゾムを連れて彼女の家へと向かう。
コンコンと扉をノックして返事を待つが帰ってくるのは静寂だった。
気づいてないのかもしれない、ともう一度扉を叩く。
やはり返事は返ってこない。
ドアノブに手をかけ押してみると鍵がかかっているのか開かなかった。
これはもしや…………
「おらんの？」
「……嫌な予感がする」
「嫌な予感？」
「ゾム。ドア開けてくれんか？」
「ええけど……」
ガチャガチャと屈んでピッキングを試みるゾム。
民家の家のためその鍵はすぐに外れた。
もう一度ドアノブに手をかけて押すと先程とは違いスムーズに下まで下がり扉が開いた。
家に入ると前と変わらない風景が目に入った。
考えすぎているのだろうか。嫌な予感を早く消し去りたくて二階にあるだろう自室へと足を進めた。
部屋に入るとガランとした部屋に不自然な紙が一枚机の上に置いてあった。
手に取ってみるとそこには
『アンナ叔母さんへ。記憶の手がかりを探してきます』
と書かれていた。
この紙を見た瞬間彼女が逃げたのだということを理解して笑いが抑えきれなくなり声が漏れる。
A･バーンズ……全くお前は俺を楽しませてくれる……！！
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みかん - おおおおおお面白いっ!!頑張って下さい 失踪しないで貰えると助かります (2020年11月28日 2時) (
レス) id: 400c5ef02d (このIDを非表示/違反報告)
ばか - 神ですか？神ですね (2020年11月27日 20時) (レス) id: c631d10487 (このIDを非表示/違反報告)
レーナ（アンテファン） - 続き楽しみにしてまーす！！！頑張れんこん！ (2020年11月12日 19時) (レス) id: c89295cbe6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：螢 | 作成日時：2020年10月3日 14時
