23話。 ページ25
A「......どうかしたのですか?炭治郎君。」
炭「何だこの匂い...!」
だっと炭治郎君が走り出す。何だ何だ!?
私もこのままじゃ置いていかれるので、皆と一緒についていく。
善「え!待って、俺を一人にしないでえ!」
すると_人が一人道の真ん中で倒れていた。大丈夫なのか!?
人「...!」
炭「隊服を着てる!鬼殺隊員だ!何かあったんだ!」
鈴「大丈夫ですか!」
善「!待ってえ!」
私達は倒れている人に駆け寄る。どうやら男性の人のようだ。
A「大丈夫ですか!今、手当てしますから!」
そう、男性の人の体を起こそうとすると__
炭「っ!」 鈴「えっ!?」 神子「なあっ!?」
なんと、吊り上げられたかのように遠くへ飛んでいった。
男性「っ!繋がっていた、俺にも!た、助けてくれえぇぇぇっ!」
A「待って!」
私は_やらかした。何せ私は、飛んでいった男性を追いかけてしまった。つまり、
空を飛んでしまった、ということ。勿論、炭治郎君の前で。
だけど、そんな事は、今の私では気づかなかった。緊急事態だったから。
_______________
神子side
炭「え...!?」
神子「ぅえっ!?あ、A殿ぉっ!?」
鈴「ちょっ、A姉さん!?」
何をしているのだ、A殿は...空を飛んでしまったら尚更怪しまれる...!
善「え...!?な、何でAちゃん空飛んでるの...?」
神子「あ、っと...」
ヤバい、ちゃんと説明...いや、どう説明するんだ?
この時代...いや、今居る所はあの酒好き鬼とは違う、凶暴な鬼が居る世界。
そんな世界で空を飛んでしまったら、鬼と断定される可能性もある...!
いや、だが_この少年達は普通の人間とはちと違う...!
もしかしたら__何とか誤魔化せるかも知れぬ。
神子「い、いや、これはだな__」
炭「無理して話さなくても良いですよ、神子さん。」
神子「!」
炭「Aがどうしてあのように空を飛べるのか知りませんが、何か事情があるのでしょう?」
...!気を、使ってくれている。決めつける事もせず。
この少年、やはりとても優しい......前から気づいていたのだが。
だが、A殿を鬼と思いたくない気持ちもある。そんな気持ちが、我には雰囲気で分かる。
神子「...ああ、そうだ。」
彼から今も、ほんのりとしている音...いや、普通の人間には無い、優しい欲が聞こえた。
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福ミカン - 星猫さん» 更新しました! (2020年1月1日 19時) (レス) id: 10a8b4099c (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - こちらこそよろしくお願いします。リスの少女の更新もお願いします。 (2020年1月1日 18時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
福ミカン - 皆様、明けましておめでとうございます!今年も宜しくお願い致します! (2020年1月1日 1時) (レス) id: 10a8b4099c (このIDを非表示/違反報告)
福ミカン - 星猫さん» 合作のお誘いありがとうございます!早速見に行きます! (2019年12月30日 15時) (レス) id: 10a8b4099c (このIDを非表示/違反報告)
福ミカン - 星猫さん» わかりました。よろしくお願いいたします。 (2019年12月30日 13時) (レス) id: 10a8b4099c (このIDを非表示/違反報告)
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