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10話。 ページ12

女の子「う...」


神子「大丈夫だぞ、少女よ。我らがついている。」


A「ふふ、そうよ!怖いなら横に来なさいな。」


女の子「あ...は、はい!」




女の子は私の横にちょこんと座ってきた。それに続いて男の子も女の子の横に座ってきた。


可愛いっ!


そう思っていると、炭治郎君が置いていった箱から何やらカリカリ、と引っ掻く音がした。




女の子と男の子「ひぃっ!」


A「大丈夫よ。...神子ちゃん、その箱の中に何が入っているのですか?」


神子「ふむ...ん?これは...!A、この箱の中には生き物が入っている。それも、人間と
  似たような、似ていないような音がする。」


A「やっぱりですか?私も何か箱の中には人間とは違う何かが居ると察していましたが...」


神子「もしかしたら、半妖かもしれぬ。もしくは、我と同じ不老不死...は流石にいないか。」




カリッ...カリカリカリカリ




男の子と女の子「ぎゃあぁぁぁぁぁっっ!」


A「えっ!?ちょっと!?」




なんと、男の子と女の子はこの箱を怖がってしまったのか、炭治郎君達の行った建物に
行ってしまった。


ヤバイよヤバイよ!


そうしているうちにもう居なくなってしまった。早いな子供は。


でも、炭治郎達が行ったすぐに駆け込んだからきっと一緒に行動してると思うんだけど...




神子「お、おい!子供達は見つかったのか!?」


A「み、見失ってしまいました...すみません...」


神子「そうか...だが、炭治郎殿達が行ったすぐだからきっと一緒に行動しているん
  じゃないか?」


A「そうだといいんですけどね。...あ、そうだ。じゃあ、待っている間、あの落ちた人の
  埋葬でもしますか。あのままだと可哀想だし。」




炭治郎君と善逸君と子供達があの建物に入ってから約一時間が経った。


二人が頑張っている一方、私達は、埋葬を終わらせ、合掌し終わったら、お話しながら待っていた。





A「大丈夫かしら、炭治郎君達は...」



神子「きっと大丈夫であろう。それに、炭治郎殿と善逸殿は、何か不思議な感じがするのだ。
  ...こう、一般人とは違う、何かの音が。」


A「一般人とは違う音?それってつまり、人間じゃ無いってことですか?」


神子「いや、そうではない。彼らは間違いなく人間だ。人間特有の欲が我には聞こえているからな」


A「便利ですねえ、神子ちゃんの能力は。」

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福ミカン - 星猫さん» 更新しました! (2020年1月1日 19時) (レス) id: 10a8b4099c (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - こちらこそよろしくお願いします。リスの少女の更新もお願いします。 (2020年1月1日 18時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
福ミカン - 皆様、明けましておめでとうございます!今年も宜しくお願い致します! (2020年1月1日 1時) (レス) id: 10a8b4099c (このIDを非表示/違反報告)
福ミカン - 星猫さん» 合作のお誘いありがとうございます!早速見に行きます! (2019年12月30日 15時) (レス) id: 10a8b4099c (このIDを非表示/違反報告)
福ミカン - 星猫さん» わかりました。よろしくお願いいたします。 (2019年12月30日 13時) (レス) id: 10a8b4099c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:福ミカン | 作者ホームページ:http  
作成日時:2019年12月2日 22時

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